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『錬金568話 東の大陸の状況』

『錬金568話 東の大陸の状況』



「お~~~い、大事な俺を忘れてないかアサマノキングよ。俺を助けてくれ」


「ゲートか、どうした、拘束されたか」


「ああ、頼むよ拘束を取って欲しい。ストラマーベルに言ってくれ。俺は同盟だろ、一緒の同盟軍と言う形で攻めてきただろ、助けてくれ」


 ゲートだった。

 ストラマーベルに拘束されて、魔王城に連れて行く予定。

 牢獄ならば外には出れないという。

 ゲートらは、もう嫌がっている。

 ただアサマノキングが返せというかだ。

 交換条件にはゲート達の返還義務はない。


「返すのがいい。俺は両腕が戻っている。ここでいざこざにしたくないだろう」


 アサマノキングは戻せという。


「予定ではゲートとカナジョとタイセイは、魔王城に連れて牢獄に入れる。お前に返す予定はない」


 きっぱりと断る。

 大丈夫か。

 また戦いにならないかと不安です。

 雰囲気では、なってもおかしくない空気。


「村長、どうします?」


 ここで俺に聞いてくるとは。

 俺も困るよな。

 ゲートを牢獄に入れたい。

 俺が一番思っているくらいだ。

 アサマノキングは返せと。

 難しい局面ですよね。

 返すとまた俺にちょっかいを出すに決まっている。


「ゲートは返したくはないのが俺の本音。ゲートは前回も俺と戦った。返すとまた近いうちに戦いを仕掛けてくるのは明白だ。そこで期限を決めるのはどうかな」


 俺は提案を出した。

 両者とも譲らないなら、どこかで折り合える案を。

 その場で考えた。

 アサマノキングは俺に聞いてくるし、ゲートは黙っています。


「期限とは、フランツが決めた牢獄に入れる期限か」


「そうです。ゲートは10年牢獄に入れる。そしたら解放する。これでどうでしょう」


 10年という期間を設定した。

 5年だと短いし、20年だと断るかなと思って。

 それに10年たてば村も発展できてるし、いいかなと。


「10年は長いっしょ!!」


 牢獄に入る本人。


「長すぎです~~~~カナジョは反対します」


「当然反対する」


 タイセイも反対。

 当然ですが反対された。

 これは想定内ですけどアサマノキングは何て言うかだ。

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