表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

56/1066

『錬金056話 勇者グラティアス視点』


 決まったな!

 みんな俺を見ている。

 それはベヒーモスを圧倒的に切り、俺の圧倒的な勝利を目撃したからだな。


 あはははははははははは、気持ちいいな。

 勇者として、Bランクから崇拝されるのは。


 冒険者の頂点に立つのだああああああああああ!


「なにあれ、ベヒーモスを切ったの?」


「ええっ、あれで??」


「えっ、ベヒーモスはダメージ受けてませんよね?」


「まさか、俺の剣術が効いてない!!!」


 えっ、なんだ、その声は?

 俺に対して言ったのか?

 切った感触はあったぞ!

 あああっ、ダメだ。

 切れていない!

 烈火聖剣がまたも効果なしだし、何度も切ったところは血も流れていなく、傷もないぞ。


 そんなバカな、やはり剣術が効かないてことか。

 ベヒーモスは魔法攻撃しか通じないのがわかる。


 俺が悪いのではないのだ。


「効かないの、グラティアス?」


「前回と同じだよ。剣術は効かないのだ。だから剣術しても意味ない」


 俺はミーシャにも伝えたところ、ミーシャは頷いた。

 まあ仕方ないって顔で。


 すまないなミーシャ。

 俺はケンタウロスと戦うよ。

 俺に不審を感じた鬼龍の団と稲妻の団へと近づいた。


 俺への不審を取り去りたいのもあるし、理由を言わないとだ。


「Bランクの冒険者に言っておく。今の俺のベヒーモスに攻撃したのは剣術だった。勇者は最強の剣術を使える。だがベヒーモスは剣術を無効にしているようだ。だから剣術が効きにくいのだ。決して俺の失敗ではない」


 これだけは言っておこう。

 そうしないと勇者なのに、弱いとか広まってしまうのは嫌だからな。


 俺の説明を聞いた冒険者達は、


「ベヒーモスが剣術無効なのは知らなかったし、聞いたことないよな?」


「でも勇者のグラティアスが言うのだから、間違いないな。無効なら無理だな」


「ベヒーモスて恐ろしい魔物てことだな。そんなベヒーモスにかかんに剣術で挑んだグラティアスは凄えよ!」


「うん、やっぱり凄え!!」


「わかってくれたなら、それでいいさ。ベヒーモスはミーシャに任せてあるが、鬼龍の団と稲妻の団は経験になるから、ミーシャの後方から攻撃してみなさい。ただ異常な程に強い魔物だ。超危険な魔物である。十分に気をつけること!」


「はい、グラティアス。ご忠告ありがとうございます!!」

下にある★★★★★から評価してもらえると嬉しいです(^^;

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ