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『錬金549話 魔王、決意する』

『錬金549話 魔王、決意する』



「俺は魔王を辞めない!」


「辞めないだと~~~~!!」


「バカな、良いのか、良いのかよ、竜人の子供の命は惜しくないのか!」


 ストラマーベルが辞めないというと絶句した。

 予想と違ったからだ。


「辞めないが、子供には手を出すな」


「そんな都合よくいくかよ!! こっちは遊びでやってるのではない。降りないのか、今ならまだ降りれるわよ」


 カナジョが確認してくると、


「降りない。でも子供には手を上げるな、やるなら俺にやれ」


「ふふふふ、ストラマーベルよ、お前は竜人の子供の命よりも自分の魔王の座を優先させたわけだな。子供からみたら最低だが、魔王としては当然の行為か。魔族は自分が一番優先だ、自分よりも優先させるものはないのが魔族だ。だったら俺も魔族としてやらせてもらうぞ、いいんだな!」


 ゲートは魔王になれないとわかると、怒ってくるかと思ったが違う。

 冷静であり、薄笑いもしている。

 ゲートの気味の悪さを感じた。

 たとえ断ってきても、それも予想の範囲だったか。


「タイセイ、カナジョ、ストラマーベルとアイスドラゴンとフランツをやれ、徹底的に痛めつけろ。俺の条件に納得せずに、生きようとしているのだ。徹底的にやれ!!」


「わかりましたゲート様。タイセイが後悔させます」


 ゲートに命令されたタイセイが来る。

 得意の魔剣ではなさそうだ。

 さすがに剣はない。

 しかしストラマーベルの前に来ていきなり、


「子供でなく俺をって言うならやってやるよ、魔王さんよ!!」


「ぐううううううう!!」


 殴る蹴るをしだした。


「ストラマー、、、、」


「アイスドラゴンさんもよ、おっと、、、カナジョに反抗はできませんことよ。もし反抗したら子供の命がないからねえええ!!」


「うううううううううう!!」


 カナジョはスイを木の棒で殴りだした。

 こうなるのはわかっていた。

 絶対に子供の命は奪わずに、俺らに攻撃をしてくると。

 わかってはいたが、実際に来ると嫌なものだ。


「お姉ちゃん~~~~~」


「大丈夫よ、安心して。お姉ちゃんは大丈夫だから」


 子供が泣きながら叫んだ。

 スイは笑顔で言った。

 でもボコボコにされているから、本当は痛いに決まっている。

 そこへカナジョは俺にも殴った。


「フランツ、この前はよくも飛ばしてくれたわね。どんだけ飛んだか知らないでしょ、めちゃくちゃ飛んだのだから、マジで死ぬかと思ったわ!!」


 手加減してるのか本気で俺を殺すのかわからないくらいに痛いです。

 本気で殺すこともありそうです。

 このままではヤバいですが、反撃は難しいのは子供は依然としてゲートが確保している。

 ゲートが確保している限りは、俺も救出は不可能に近いな。

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