表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

548/1066

『錬金548話 魔王、決意する』

『錬金548話 魔王、決意する』



「ストラマーベル、、、あなた、、、」


 スイはストラマーベルの決意に感銘したようで言葉に詰まる。


「スイの為でもあるし、竜人の子供のためでもある。俺が降りたらいいだけだ。それでこの場はおさまるのだ」


「魔王てのはそうやって決めるのかい?」


 俺は魔王の仕組みを知らなくて聞いた。

 たぶん魔王とかしか知らないだろう。


「魔王になるためには方法はいくつかある。魔王を直接倒すこと。これは一番わかりやすい方法であり、そう簡単には起こらない。次に魔王が引退や自分から降りる場合で、この場合は次の魔王を任命するか、他の魔王が集まり会議をして決定する。会議の方がもめないだろう、勝手に決めると後で認めないとか争いのもとだ。今回は俺が降りて、ゲートを任命すれば魔王にはなる。ただアサマノキングが何て言うかは知らん」


「意外と簡単に決まるのね」


「複雑だとトラブルのもある。それで大きな争いになり犠牲がでることもあった」


「ゲートはストラマーベルには勝てないと考えたのか、それとも勝つよりも子供を利用とした方がいいと考えたかだ。きっとゲートは楽な方をとるのだわ」


「俺が降りたらいい、村長決めたよ」


 ストラマーベルは決意した。

 その顔には後悔はないという風だった。

 でも俺は嫌だった。


「ダメだよ、他にも竜人の子供がいるかもしれない。今だけじゃなくてずっと人質で脅すかもだ。だから降りてはダメなんだ」


「だが子供は死ぬぞ、、、」


「殺すと言ってるだけだ。なぜなら本当に殺したら、強味が無くなる。そしたら俺たちの反撃が開始だ。直ぐには殺せないはずだ。ここは断ってくれ」


 俺はストラマーベルを説得する。

 説得できる自信はないけど言ってみた。


「確かに、降りたらゲートの思うつぼではある」


「フランツ様、、、憎いわゲートが」


「スイは落ち着くことだ。今、暴れるのは得策じゃない。辛抱して何か攻撃できる方法を考える。ストラマーベルは断ってくれ」


「わかった断る、でも村長のことだから、この危機を乗り切る救出方法を考えてあるのだろ?」


「いや、、、ない」


「ないのか!」


 やっと納得はしてくれた。

 でも竜人の子供を救出する手は思案中。

 全く思いつかない。


「ゲート、俺は決めた」


「やっと決めたか、それで魔王は降りるのだろ、当たり前だよな、この竜人の子供の命がかかっているのだからな」


「これでゲート様が魔王になります。遂に来ましたね、魔王ですよ!!!」


「ゲート魔王です~~~~~おめでとうございます~~~~~」


 まだ返事もしてないのにカナジョとタイセイは喜んでいる。

面白かったら☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです

頑張れます

↓↓↓

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ