『錬金547話 ゲート、竜人を使う』
『錬金547話 ゲート、竜人を使う』
「汚いだと、、、戦いに汚いなどない、勝てばいいのだ。バカな魔王だなストラマーベル。そんな汚いとか言ってるから、ダメなのさ。魔王としてもダメ。俺の方が魔王にふさわしい」
「ゲート様こそ魔王が似合う」
「ゲート様が魔王です。ストラマーベルは魔王を引退することをここで宣言しなさい。ゲート様を魔王に認めると」
ストラマーベルが汚いと言うとバカと言うが、言ってるカナジョらの方がよっぽどバカな理論だった。
魔王の地位を譲るのを交換条件みたいに言ってくる。
そんなのは認めるわけないだろうに。
アサマノキングが負けるのを想定していて、竜人の子供を用意していたあたりは抜け目がないゲート。
初めから嫌な予感はあった。
「俺に魔王を辞めろと求めるのか、、、ゲートの奴に譲れと、、、」
「ゲートの奴とは失礼だ。言葉を気をつけろ」
「あはははは、ストラマーベルが譲ることが条件だ」
「もし俺が譲るとしたら、竜人の子供は引き渡すのか?」
「引き渡すさ。しかし魔王を譲らないなら子供は死ぬ。どちらかだ、どうするよ?」
やはりゲートは竜人の子供を引き換えに条件にしてきた。
殺すって、やり方が汚い。
「汚い、、、殺す。もし竜人の子供を殺したら、次の瞬間にゲートを殺すわ。私の怒りが爆発する」
「スイ、落ち着け、、、」
ゲートの条件に一番怒っているのはスイだ。
もう怒りが抑えきれなくなっているのが伝わる。
魔力が抑えきれないと危険です。
俺も知らないぞって感じ。
「フランツ様、私はゲートを殺します」
「でお竜人の子供はどうするか」
「俺が魔王の座を降りたらいいのだろ。降りる」
ストラマーベルが思ってもみないことを言った。
魔王を譲ると言った。
これはないと俺は思っていたから、意外だった。
だって魔王は魔王。
簡単に譲るようなものではないし、子供の命と引き換えにするとはという感じ。
「降りる??」
「魔王を辞める気か、、、ダメだ。ストラマーベルは魔王であるべきだ
あんなゲートに譲るべきではない。ゲートには!」
「俺もスイに賛成だ」
「子供はスイの知り合いの子供だろ。それを俺の魔王の地位にこだわって殺されるのは、俺も嫌だ。それなら魔王の座はゲートにくれてやるさ!」
スイが批判するも、ストラマーベルは降りると。
自分のせいで子供が死ぬのは嫌だというのは、魔王とは思えない発言だった。
魔族はどちらかと言うと、交渉など受けないと思っていた。
これは俺の先入観であるが。
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