『錬金546話 ゲートが隠したもの』
『錬金546話 ゲートが隠したもの』
ストラマーベルならわかるかと思い聞いてみると、
「ゲートが何か考えているがわかるかな。長く魔王城に一緒にいたゲートの考えそうなことが」
「わからない。魔王城で俺の配下だったゲートは常に他の魔族とは違う考えだった。だから魔王城を追放するまでゲートの考えは把握できなかった」
「それじゃあ無理だな」
ストラマーベルでもわかりかねると。
なおさら俺では困難です。
ただ境界線を炎で作っておいて視界が悪いのはある。
炎でさえぎられていたがカナジョがいないと思えた。
どこに行ったカナジョは、、、。
「ゲート様連れてまいりました。これを、、、」
これを?
いったい何をしているのだか。
「ふふふっふふ、フランツ、面白いのを見せてやろうじゃないか、見たら面白いぜ、クククク」
炎が邪魔だった。
スイに頼むとする。
「スイ、この炎が邪魔だ、消してくれ!」
「消します、アイスボール!」
炎の壁が立っている。
そこへスイはアイスボールを投げ込む。
何個も投げ込むと炎の壁は消された。
ゲートの炎よりもスイのアイスボールが効力が強い為だ。
スイなら余裕だったのはいいとして、炎が消されて現れたのは、俺が予想していなかったのだった。
一瞬だが不覚にも固まってしまうくらいに違った。
「ええっと、何これは、、、子供?」
俺の視界には子供がいた。
それも数人の子供の姿。
「竜人族の子供だ。ゲートは何をしたいのだか、、、子供を使う気か」
「ストラマーベルは鋭いねえ、そうですよ、この子は竜人の子供です。どうしてここにいるかって知りたいでしょう。カナジョが教えてあげます。アサマノキングと会った時にです。彼が眠りの指輪を使う時に複数人は眠らせなかった。後で使えると思った」
「お姉ちゃん~~~~」
「あああ、お姉ちゃんだああああ~~~」
「トン、、、チェリー!!」
「スイの知ってる子かい?」
「よく見かける子でした、、、町に出入りするときに会ってました」
どうやらスイが町に行ったら会ってたらしい。
子供もスイを見て泣きそうであるが拘束はされてはいない。
でもスイの気持ちは穏やかではないのが伝わる。
「俺はアサマノキングに言って、この子を使えるから貸してくれと言ったのさ、ふふふ、おおおおおお~~~~~~~~~と、フランツもアイスドラゴンも動くなよ。動けばこの竜人の子供の命はないからな!」
「汚いぞ!」
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