『錬金545話 魔女子団は魔王を追う』
『錬金545話 魔女子団は魔王を追う』
「どこへ行くのだ、ブラーゼノーラ。まだ敵のフランツとかはいるのだ?」
「尊敬する魔王様が飛ばされているのに戦うとかないでしょ」
「放棄か、ダメだ。アサマノキングは後でいい。今はフランツらに集中しろ」
ゲートは必死にブラーゼノーラらの魔女子団を食い止めようとするも、彼女らは留まるつもりはないようだった。
ゲートのなかで計算が狂ったと思える。
戦力差で圧倒して勝ち切るのが作戦だったのだろう。
しかしスイがゲートの思っているよりも強くて、アサマノキングは飛ばされるという事態になった。
これで魔女子団も失うと戦力差は圧倒して俺らが上だ。
もうゲートなど怖くもないくらいに。
「ゲートでなんとかしなさい、行くわよ!」
「待て、、、」
ゲートの待ての声はシカトされて、飛ばされた方角に行ってしまう魔女子団。
アサマノキングに対する忠誠心はもの凄いものがある。
「残念だな。魔女子団は行ってしまったが、いいのか」
「ふん、お前らなど最初から俺だけで十分だったのだ。強がりではないぞ」
「強がってるだろ」
「ゲート様、こいつらマジでうざいです」
「どっちにしろフランツもストラマーベルもやることには変わりはない。俺が魔剣ウイザードで退けてやります」
タイセイは魔剣ウイザードで来るだろう。
問題はゲートだ。
奴が不気味であるから、俺はまだきを緩めずに全力でゲートを攻撃しようと思う。
「グレート魔炎弾!!」
ゲートは炎の魔法らしき攻撃だった。
炎と言っても強力であり、辺りを全部燃やすだけの火力がある。
「くっゲートめ、炎で防御したな。俺たちを近づかせないためだ」
「一気に火の境界線が作られたわ。境界線のようであって炎が強い。口だけではない、かなりの魔法の能力です」
「ゲート、、、炎で防いだか、、、邪魔だな、、、」
ゲートと俺らの真ん中に炎で境界線を作る。
しかもスイが言うように炎は強い。
一歩でも近づこうものなら炎で焼かれるのは覚悟だ。
「魔炎弾には、このような使い方もあるのだ。フランツこそ邪魔者だ。俺がストラマーベルを倒すのを邪魔しているのだ。見てろ、俺が魔王にもなれるのだとな!」
「この炎でどうするのだよ、遊びか?」
「遊びではない」
「ゲート様面白いのをそろそろお出ししたらよろしいですわ、カナジョはフランツ、アイスドラゴン、ストラマーベルがどんなかをするか、考えただけで気持ちよくなる」
なに言ってんだ、このカナジョて女は。
気持ちいいとか意味が分からないが。
それともまだなにか隠しているのか?
「フランツ様、カナジョが言ったのは何でしょうか。お出しと言いました。きっと出し物があると思いますけど」
スイも感じていたのは俺と同じだった。
だが思っただけで具体的には予想は困難だ。
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