『錬金543話 魔王アサマノキングの力』
『錬金543話 魔王アサマノキングの力』
「グググググ、強い、、、これが魔竜の力なのか、、、強い、速い、切っても切っても間に合わないぞ!」
「アサマノキング様~~~~」
「なんだカヴァティーナ?」
魔女子団のカヴァティーナが叫んだ。
自分の魔王に。
「重大な報告です、、、ステータス強化スキルの効力が切れましたああ!」
「なに~~~!!」
なんと効力が切れたみたいだ。
スキルには効力があるもので、効果が大きいほど持続するのは難しいとされる。
カヴァティーナの能力は高いが、それ以上に強化の負担がかかったとおもわれる。
だからスイのアイスボールが効いてきたのも、効力が切れたのだった。
こうなればスイが、がぜん有利だし、アサマノキングと逆転可能だ。
「効力が切れたなら、私の方がやれるわね!」
「切れるなよ大事なところで、、、速く強化スキルを使え!」
「使えませんアサマノキング様。すみませんけど、一度使うとしばらくは時間をおかないと使えません!!」
これもスキルにありがちな点だ。
効力が大きいほど、消耗が大きいから、次の使用まで時間がかかるのだ。
耐えたスイを褒めたい。
スイの反撃だ。
今までの思いや竜人族を色々と悪口言われていた。
その、うっぷんを晴らす時だ。
「早くして~~~カヴァティーナよ、早くだあああああ~~~」
「もう遅いです。魔竜の強さを知れ、暴竜の水風!!」
スイの最大の攻撃である暴竜の水風だった。
体力は消耗していると思うが、それでも使用した。
スイの周りの土が回転していき、巻き上がる。
土が回転して竜巻状になっていくと大きさは巨大になる。
竜巻は水の竜巻となってアサマノキングに迫った。
「うわああああああ、魔陣滅剣でも防げないぞ、この竜巻はあああああ~~~」
「アサマノキング様ああああ~~~」
アサマノキングは竜巻を必死に抵抗してはいたが、無駄だった。
いくら魔王でもこの竜巻を喰らって、巻き込まれしまったら、さすがに逃れられないのだ。
「飛んで行け~~~~~~~~~~~~~~~~」
スイが言うように竜巻でぐるぐる回転すると、そのまま竜巻は移動。
遠くに行く。
さよなら魔王アサマノキング。
俺は運ばれて行くのを、ただ眺める。
スイは魔王アサマノキングが飛んでいくのを見ると、がっくりと座った。
体力を消耗したのがうかがえた。
さすがの魔竜と言えど魔王との戦いは激戦だったのが原因。
「まさか、まさか、、、、、、、、アサマノキング様が!!」
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