『錬金539話 スイとアサマノキング』
『錬金539話 スイとアサマノキング』
連発する氷流激。
これだけの氷を作り出すのはスイしか無理。
片手では限界があるだろう。
「ぬおおおおおおおおおおお、これしきの氷で魔王の俺を倒せるかああああああああああ!」
ガンガンに片手でも氷を切り刻み割っていく。
速い。
剣のさばきが速くて俺の目には見えないです。
魔竜と魔王の戦いのレベルの高さだった。
スイばかり見ていられない。
魔女子団のブラーゼノーラが出てきて、
「万全をきして戦います。味方全員に強化スキルを使用します。体力強化、防御力強化、攻撃力強化」
「ナイスです、ブラーゼノーラ。強化されればストラマーベルなど怖くないわ」
「強化スキルを使用したらしいが、、、」
「強化したのか、対して変わらぬ」
ストラマーベルはあまり評価していないが、俺もどれだけ変化するかはわからない。
「本当にか」
「たぶんな。はっきりとブラーゼノーラの強化スキルを見たのは初めてだからだ」
「初めてかい」
断言するからてっきり経験あるのかと思いきや知らなくて俺と同じ程度。
ちょっと不安ですね。
魔女子団のカヴァティーナから要望されていたから、効果はあるとする。
これから戦えば判明する。
そう思っているとカヴァティーナが攻撃してきた。
「魔剣乱舞です。しかも強化されてます!」
一度は受けてきた魔剣乱舞。
スイが戦いしている時に受けたが、強烈だった。
あれが強化されるのか、、、。
「うううう!!」
ストラマーベルは魔剣乱舞を剣で受け止める。
だがストラマーベルは剣が押されていき、そのまま後方に押されていく。
停止した時は、だいぶ後方だった。
ストラマーベルが押されるのは、よほどの強さと思っていい。
「どう、魔剣乱舞が強くなったでしょ。ふふふ、そこらの強化スキルとは違うのよ。格が違う!」
「大丈夫かい?」
魔剣乱舞がヤバそうなので、ストラマーベルに聞いた。
「カヴァティーナが嘘ではない。村長も気をつけろ、強化が異常だ」
「当然、普通の強化スキルなどは20%アップがせいぜい、上級の強化となると2倍、さらに上級でも3倍でしょう。でもブラーゼノーラの強化スキルは10倍です」
「なっ、、、10倍、、、あり得ないだろう、、、」
ブラーゼノーラは10倍にステータスをできるらしい。
10倍はやりすぎです。
普通にあり得ない強さになるのは誰でも計算できる。
つまりは、俺は10倍のステータスの敵と戦うのだった。
ストラマーベルが押されたのは、当然だった。
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