『錬金532話 村に人形が来る』
『錬金532話 村に人形が来る』
アイスフライト町はスイにとって関係の深い町だった。
しかも魔王まで登場して頭がついていかない。
「町ごと眠らせたのかい、酷いな!」
「魔王って誰、まさか、、、あなたですか?」
リアがストラマーベルを指して言う。
「いや俺ではない。別の魔王だ」
良かった、ストラマーベルではなかった。
となると、違う魔王がいるとなるが。
「別に魔王がいて、その魔王が眠らせたということかい」
「そうだな。魔王は現在は4人いる。俺とあと3人いるのだ」
全部で4名の魔王がいると。
他に3名いるのは不気味である。
「アサマノキングです」
スイが答えた。
俺の知らない魔王だ。
まあ全員知らないし、興味なかった。
「俺は知らないけど」
「精霊は魔王には詳しくないですけど、ストラマーベルはわかるでしょ、他にいる魔王の顔とかも」
「わかる、アサマノキングは東の大陸の魔王だ。俺は西の大陸だ。お互いに攻め合わないという話はしてある」
「それって信用できるの」
「できないと言えばそれまでだが、魔族は信用してはいけない。今日は握手しても明日は殺し合うことも頻繁にある種族」
「俺は人族で良かった、、、」
頻繁に裏切るのを認めるて嫌だな。
まだ人族が増しか。
「フランツが魔族って、イメージわかないわ」
「それ、俺を褒めてるの?」
「アサマノキングは東の大陸にいる魔王だ。奴がアイテムで眠らせたのなら、納得だ。やりかねない」
「スイはアイスフライト町に住んでいたなら、アサマノキングは憎い相手と、、、」
「うん、私はアサマノキングを探して見つけたわ、それで戦いになった。勝敗がつく前にアサマノキングは逃亡したの。でも逃亡する際に片腕は氷にした。今も氷になっているから、使えないです」
スイは一度戦いになっていた。
その際には片腕は氷にしたと言う。
アサマノキングもまたスイには恨みがありそうだな。
「アサマノキングは腕が氷になっている。お互いにやりあったわけか、魔王はスイの町を眠らせた、スイは片腕は氷にしたと。どっちも恨みはある。スイの名前が手紙にあるし、アイスフライト町と書かれていることから、アサマノキングが関係してそうだが」
「たぶんね、アイスフライト町と私は繋がっている。アサマノキングも繋がる。手紙には魔人ゲートとしか書いてないけど、絶対アサマノキングが陰にいる」
スイはアサマノキングが関わっているのを断言していた。
俺も思った。
きっとスイを呼び出す作戦ではないかな。
面白かったら☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです
頑張れます
↓↓↓




