『錬金527話 ゲート視点 東の魔王城』
『錬金527話 ゲート視点 東の魔王城』
「その腕は、氷、氷の腕」
「そうだよ俺の片腕は氷になっている。なぜかと言えば、片腕が知っているぜ、アイスドラゴンだ。あいつと以前に戦った際に攻撃を受けてしまい、この様に凍った。今でもあいつは恨む度に腕が傷む。俺がどれほどアイスドラゴンが嫌いか、それでフランツの村にいるのだな」
腕を見せながら言った。
恨みがあるとは思ったが腕の氷は知らなかった。
ただカナジョの情報は当たっていた。
魔王アサマノキングとアイスドラゴンは仲が悪いという情報は当たっていた。
そして今も恨んでいると言うのが伝わった。
果たして今はアイスドラゴンとやり合う気か?
「いる、アイスドラゴンは村にいる。しかし俺が戦った時は姿は人族っぽい姿で、魔竜のドラゴンの姿ではなかったが」
「人族の姿。俺とアイスドラゴンの話をしてやろう。俺は以前に竜人族が住む町を襲った。なぜなら竜人族が魔族の一つの町を攻めて滅ぼしたからだ。何百人もの魔族が殺されたのだ。だから俺は反撃した。竜人族の町を丸ごとアイテムで眠らせてやったのだ」
町を眠らせるアイテム。
聞いたことはないが、魔力の量からして魔王なら可能なのだろう。
現在は眠っているかはわからない。
魔族は人族と戦いになることが多いが、竜人族も魔族と戦いになる。
アサマノキングは竜人族と激闘したようだ。
一般的に竜人族は特殊な種族と言われる。
魔竜も竜人族だからだ。
強さは人族よりも強いし、魔族も超える魔力を持つという。
その為、魔族もよほどの事でないと竜人族とは、もめないのだ。
「今も眠っていると?」
「もちろんだ。しかしそこでアイスドラゴンとぶつかった。アイスドラゴンは俺を敵対視した。戦いになったのはその後だったが、戦いの際に片腕は氷になった。この腕を元に戻す方法は一つ、アイスドラゴンに溶かせるしかない」
「方法があると?」
どうやって戻すのか。
完全に氷になった腕を。
「ウロコだ。魔竜アイスドラゴンのウロコには氷になった腕を戻せると言う。だからアイスドラゴンを倒せば戻せるのさ」
「憎きアイスドラゴンです!」
「アイスドラゴンを潰しましょう!!」
「アイスドラゴンを潰してウロコを取ってやる~~~」
魔女子団は明らかに攻撃心が湧き上がっていた。
魔力が発散されていた。
魔女子団だけではない、魔王もだった。
魔王も魔力が放出している危険な状態になった。
「アイスドラゴンは探していたとか?」
「探していたが、ただお前も戦ってわかっていると思うが強い。探していても簡単には接近はできないのが魔竜だ。一度は腕をやられているからだが、だが俺も魔王の名を冠する、このままでは配下にも下に見られる」
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