『錬金521話 ゲート視点 フランツの情報』
『錬金521話 ゲート視点 フランツの情報』
「ゲート様、この後は考えはあると?」
「ない」
俺はフランツとの戦いでシャドウ街を去った。
その後は、ターバンド国のとある町にいた。
俺の計画だったフェンリル族を奪い取り、人形戦力にして、宿敵魔王ストラマーベルを倒す計画だったのに、失敗した。
「フェンリル族を痺れ薬を飲ませるのは成功したのに、邪魔が入りました。まさかの魔竜と精霊ドリアードが来た。さらにフランツという錬金術士も。あそこまでの戦力で来るとは。カナジョはびっくりでした」
「今後もストラマーベルを倒すという考えは変わらない」
「さすがです、ゲート様」
「カナジョもお供します~~~」
俺といるのはゲート親衛隊のタイセイとカナジョだ。
「カナジョは町で情報を集めました。ゲート様のために凄いでしょ」
「教えてくれ」
俺が命令して情報収集をさせたのだった。
カナジョは美人だから、情報収集は最適だった。
「町の冒険者ギルドに行きました。ギルドにいた冒険者達に聞きましたところ、フランツについて色々と情報がありました。フランツはどうやらシャドウ街の近くにある領地を農村としていて、最近になり農作物の取り引きをしているそうです。ストラマーベルも村にいると思います。王都にとっては脅威ですから、勇者パーティーも派遣され、撃退したそうです」
「マジか」
「マジです」
「シャドウ街の近くにある領地。さらに勇者パーティーも倒して、魔王ストラマーベルも配下にしたと!!! 俺の計画が難しくなった、、、」
カナジョからの報告では良い情報もあった。
フランツがシャドウ街の近くにある領地にいる。
そして拠点にしている点。
だが農作物を売っているのは、よくわからないが。
ストラマーベルは配下にいると。
こうなると、ややこしい。
奴を倒す事が今の目標であるからだ。
「ストラマーベルを倒すとして、フランツの仲間を全員を相手にする必要性はないです。あくまでストラマーベルだけ倒せばいいなら、やりようもあるでしょう」
「そうだな」
「もっと凄い情報もあります、凄いでしょう」
「教えろ」
「戦った魔竜はアイスドラゴンと思われますが、アイスドラゴンと仲の悪い魔王がいます」
「魔王? ストラマーベルか」
魔王てストラマーベルか。
「ストラマーベルではないです。魔王アサマノキングです」
「アサマノキング!!」
「アサマノキングだと!」
「はい、アサマノキングはアイスドラゴンとは犬猿の仲と聞いてますから、奴を利用するのはいかがでしょうか」
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