『錬金513話 お酒の発酵は』
『錬金513話 お酒の発酵は』
さあ、行くと決まり迷宮に向かった。
迷宮に行くのは、何日かぶりだったので、ちょうどいい。
サティロス族のいるのは4階層であるから、スパルネの階層は挨拶程度で素通りした。
4階層に到着して、サティロス族はいた。
でもやっぱりか部屋で酒を飲んでいるとは思う。
最初に会った時も酒を飲んでいたから。
「たぶん、酒を飲んでいるよ、あのサティロス族は酒がないとだめなんだ」
「どうしてわかるの、会ってみないとわからない」
「いいや、飲んでいるさ」
「じゃあ酒を飲みつつ仕事もしている感じですか」
「そうだな」
サティロス族の部屋に。
みんな部屋にいてサティもいた。
「これは村長と皆さん」
「あれ、お酒飲んでない」
部屋では誰も飲んでいる様子はなく、コップはなかったのは俺の予想が外れた。
真面目なのは良いことです。
「なにそれ? まるで飲んでいたと思ったの?」
「そうですフランツ様が絶対に飲んでいると決めつけてました」
「絶対にて何よ~~~~」
サティは俺の決めつけに文句。
「悪い悪い」
「まあいいけど」
「サティ、今日はスイ達がお酒の作るのを見学したいというので連れてきた」
「スイです。今日は見学させて。まだ発酵てのが始まったばかりとは聞きました。どんな様子ですか」
スイが見学を話すとサティの様子がおかしかった。
変だな、落ち着きがないな。
何か異常があったとか。
「そ、そ、そ、それがですね、発酵に問題が発生しましたの。我々の常識を超える問題が」
文句を言っていたサティは急に深刻な顔になる。
サティの常識というと俺には考えが及ばないが、聞いてみたい。
「もしかして、失敗したかな。例えば発酵とかで上手く行かずに不味くなったとか」
「いいえ」
サティは一言。
違うようだ。
「わかった、盗賊が出ると聞いた、また盗賊が来たとか?」
「いいえ、盗賊は来てません」
リアが聞いたが違った。
他のサティロス族も深刻な顔だった。
次にカエンが聞いて、
「酒が完成する前に、我慢出来ずに飲んじゃった」
「そんなことするか~~~~い!!」
「ごめんなさい」
カエンのはどうでも良かったが、他に何かあったかだ。
深刻さから、様子を見に来て良かった。
俺でなんとか出来ることなら、手伝うが。
「そうなると、説明してくれ。全くわからないからな。俺たちで協力出来ることがあればするしな」
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