『錬金512話 お酒の発酵は』
『錬金512話 お酒の発酵は』
そのうち村にも多くの人を呼べるようにもしたいかな。
国際市場は賑わいがあって良かった。
村も人呼ぶと面白いだろうな。
市場の町は人口は何万人単位だったけど、この村はまだ100人も満たない人口だった。
人口が増えると大変そうだが、面白味もあるなと思う。
「ところでさ、フランツに聞きたいことがあるの」
リアが何気なく聞いてきた。
「なんだい」
「迷宮ではスパルネの蜘蛛の糸は上手くいってるのはいい。その下の階層のお酒はどうなったかなと思って。私もお酒を作りに行ったし、気になったのよね」
「そうよ、お酒はどうなったかな、サティに聞いてないですね」
「サティはご飯の時は見るけど、会話はしなかったな、ビール飲みたいです」
「俺もお酒の材料のコメとコムギを持っていってから聞いてないな。でも普通は時間がかかるんだよ。何か月もね。だから何も言ってこないのさ」
聞いてきたのはサティの所の迷宮でのお酒について。
飲みたい気持ちはわかるが、何か月も待つようだ。
これは仕方ない。
発酵は時間がかかるからだ。
「何か月もおおお!」
「まだまだ先ですわ」
「農地は直ぐに育つのに、酒は違うのかしら」
「うん、酒は発酵させる。発酵は時間がかかるので、サティは時間をかけているのさ。農地のコメとコムギで迷宮で作る酒は、相当に先だ。我慢だな」
「う~~~ん、待てません」
「私も早く飲みたい」
「そんなこといっても、発酵食品てのは、待つしかないのだ」
酒の話題になってしまうと、モフルンは特に欲しがった。
お酒好きだからな。
お酒があると食事も楽しくなるのはあると思うし、今後の最大の楽しみとしよう。
「ご主人様は今日は忙しいかな、忙しくないなら、迷宮の酒蔵に行ってみたいです。様子を見に行くの」
モフルンは今までにないくらいに俺に頼んできた。
モフルンから頼まれるのはなかったから、断りにくい。
それに様子を見に行くのはいいことだな。
スイやリアもたぶん同じ考えがありそうですし、行くのはいいかな。
「うん、俺も行こう。カエンも興味あるかい?」
「あります。特にコメの酒は好きです!」
「カエンらしい、コメ好きだから、酒もコメのがいいのね」
「そうです、コメの酒はうまいです。見学に行く」
カエンも行くと決まった。
「スイとリアは」
「もちろん行きます」
「行きます」
酒の蔵は人気だった。
見学に行くのに、なんかみんなテンションが高めです。
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