『錬金511話 スパルネの勘違い』
『錬金511話 スパルネの勘違い』
「ちょっとリアは何を言ってますの!!」
「カエンは家に来たばかりでしょ、もう村長と寝たりしてるの?」
「ね、ね、寝たりは、、、してない。蜘蛛族は過激だ!」
「フランツ様、スパルネに言ってください、そうしないと村に変な噂がおきますよ」
噂は起こさないで欲しい。
村長として仕事がしにくいし。
「スパルネ、俺は家でカエンも加わって過ごしているが、抱き合ったりは一度もしてない。これは本当だ。だから迷宮でしてと言われても困るのだな」
「えええっと、私の勘違いてことですか」
そうです、勘違いです。
まあ俺も家に男が一人だから、勘違いされても不思議ではないが。
「そうです。勘違いもいいとこです!」
「蜘蛛族の人はみんなスパルネと同じように考えているのかしら?」
「さあ、分からない。家に男は村長一人ですから、みんな思うはずです」
「スパルネだけですよ!」
そうであって欲しい。
「すみません、私の勘違いで」
やっと、勘違いに気づく。
わかってくれればいいです。
ただし、本当にわかっているかだが。
「スパルネ以外にも村の住人で村長を疑っている人がいるかもです」
「あり得るか、そこまで俺は考えてなかった」
「みんなに報告しましょう。私たちは村長と何もありませんと」
「逆に疑うでしょう!」
さすがにやってません宣言はやめたい、恥ずかしい。
とにかくスパルネは納得したのか迷宮に帰った。
家ではカエンが俺を見ている。
「コメ神様は私にとって神ですから、構いませんよ」
「えええっと、何かな」
「だから、、、」
まさかカエンまでもか!
「カエン、いい加減にして。ご主人様を独占させません!」
「は~~~い」
しだいにカエンも大胆になってきているので困ったな。
やれやれ、家に帰ってきたら、安心したいと思ったら、このような展開だった。
「そういえば村に異常はなかったかいスイ?」
「ええ、ありませんでした。ただフランツ様がいないと寂しいとわかりました」
「俺もだよ。市場にはスイやみんなにも見せたかったよ。楽しかったし、色々と服が売っていたからな」
「買ってくれたら良かったのに~~」
「そうですよ、お見上げに服が欲しかったです~~~」
「悪かった、買うのは気づかなかった、売るので精一杯だったしな。服はまた別の日にしよう」
「絶対ですよ!」
村に帰り農地の様子も気になっていた。
農地は元気よく作物が育っており、良好である。
蜘蛛の糸が好評だったし、農作物も売り上げが伸びていることから、村の発展速度は上がる一方だった。
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