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『錬金506話 メイド隊タニア』

『錬金506話 メイド隊タニア』



「王女様、申し訳ございません。俺が謝罪します」


「グラティアスが護衛と知っていて糸でベタベタにしたのなら大問題です、王女様を傷つけるのですかフランツ!!」


「メイド隊と戦う気はないし、王女様には敵意はなく、むしろ糸を買っていただき感謝しかないです」


「感謝しているなら、なぜ勇者をベタベタにするのだ!」


 メイド隊のタニアが必死に言ってくる。

 タニア以外にもメイド隊がいて、みんな女性だった。

 同じようなメイド服であるが、決まりがあるのだろうか。


「悪かった、タニア。剣は下げてくれないか」


「タニアとか呼ぶなあああ、馴れ馴れしいぞ!!!」


「馴れ馴れしい男だ。フランツは女の敵です!」


「タニアですって、馴れ馴れしい男だこと、女にとって危険です、切るべきです!」


 なぜかタニアと言ったら女の敵と俺は見られた。

 名前で呼んだらダメみたいです。

 失礼しました。

 ただ剣を構えたから、ややこしい。


「ぐうううううう、糸があああああ」


「待ちなさいタニア」


「王女様!!」


 剣を構えるメイド隊に言った。


「フランツと蜘蛛のスパルネは勇者グラティアスに対して攻撃しました。これは私の護衛に対する攻撃ですから、普通は認められません行為。メイド隊が怒るのは当然です。しかしグラティアスにも問題がありました。執拗に蜘蛛とフランツに侮辱する発言を繰り返していましたのは私も見ていました。よって、グラティアスがベタベタになっているのは護衛ではなく、単独行動であると考えます。単独行動ですから私は無関係ですとして、メイド隊は下がっていいです」


「王女様がそう言いますなら、タニアは下がります」


「下がります!」


 王女の一言でメイド隊は下がったのは、王女に忠誠があると感じた。


「それではスパルネは、見逃してくれるのですね」


「そうします」


「ありがとうございます」


 しかもグラティアスの単独行動と言ってくれたので、スパルネの取った行動は見逃してくれた。

 良かった!

 もうヤバいなと思ったから助かった。

 スパルネも反省している顔から笑顔になった。


「良かったです」


「そうだな。俺もヒヤッとした」


「ベタベタぎゃあああっやあああああああああああ」


「王女様、このグラティアスはどうしますか?」


「宿に連れて帰ります。一応護衛ですから。運んで」


「はい、運びます」

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