『錬金505話 蜘蛛族さん、怒る』
『錬金505話 蜘蛛族さん、怒る』
勇者のグラティアスでは、勝てるはずはなかったと。
怒り狂ったスパルネはもう俺でも止められないくらい強いってことを。
「なんだ、こいつはああああ~~~強い、強いぞ~~~」
「怒ったからよ、蜘蛛を怒らせると怖いのよ、糸を喰らうがいいい!!」
「おぎゃああああああ、糸がああああ、糸が体に~~~~、ベタベタして動けないぞおおおおおお!」
スパルネの得意の糸の攻撃で、糸を体に受けたグラティアスはベタベタになり身動きすら出来ずに叫んでます。
もう動けないですし、俺もスパルネの糸を受けた時は、ミスリル剣があったから、切れたのであるが、グラティアスには糸を切れない。
よってあっけなく、スパルネが圧勝し、グラティアスは地面でゴロゴロしている。
王女の護衛がこれではどうしようもないよな。
「おおおおお~~~、あのターバンド国の勇者グラティアスが簡単に負けてしまったぞ~~~」
「すげえええぞ、あの蜘蛛の女はとんでもない強さだ!」
「それにしても勇者グラティアスは弱くないか、勇者は最強なのだろうに、弱くないか」
「あれで本当に勇者なのか、王女の護衛が務まるのかよ」
「王女の護衛をクビじゃなねえ?」
見ていた観衆はスパルネの強さに圧倒されるのは相手が勇者グラティアスだったからだ。
最強と呼ばれる勇者グラティアスが負けたのを見たら、ショックを受けるものだ。
「村長、勇者を動けなくしました。これでもう村長を侮辱するのはできません」
「ありがとうスパルネ。俺のために戦ってくれたのだな。嬉しいよ」
「はい」
「すすすすすす、凄い強さですね、びっくりです。勇者を倒しちゃヤバいですが」
マーヤは俺と違いスパルネの強さを今ので知ったから、苦笑いしていた。
笑うしかない強さにマーヤと他にもバゲルもびっくりしただろう。
ただ問題は王女だった。
グラティアスを動けないくらいにやってしまったのを、どう思うかだ。
最悪は王女に対して敵意があると思うと、スパルネと俺は拘束もある。
王都に連れていかれるのもあり得るし、メイド隊が攻撃してくる可能性だって考えていい。
「王女様、勇者が糸で使えません。メイド隊がお守りします!」
「タニアがお守りしますので、お下がりください、蜘蛛の女は危な過ぎです!」
予想通りにメイド隊のタニアが動いた。
王女の前に立ち防御。
俺とスパルネを監視してて、戦う気だ。
強さはどの程度かは不明だ。
「、、、」
王女は下がったけど沈黙していた。
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