『錬金503話 勝敗は王女が決める』
『錬金503話 勝敗は王女が決める』
「おおおお、バゲルが悔しがってる。あのバゲルが賭けをしていたらしいぞ。それで負けたらしい」
「とんでもない商人が現れた、バゲルを超える商人だ。蜘蛛の糸を売ってるって、かいにいこうよ!!」
「買いたい~~~」
王女がバゲルの店でなく俺の店で買ったことは、直ぐに知れ渡った。
するとお客が集まり、値段が高い安いかを聞きに来る。
凄い影響だった。
これが王女の力なのかと、今さらではあるが思い知った。
「えええええええ~~~王女様と同じのがこの値段でかえるの、買います、蜘蛛の糸を一つ!」
「私にも一つください、神級のを!」
「売って売って売って!」
ヤバいな、これは。
買いにくる勢いが凄いです。
「マーヤ、どうしよう?」
「売りましょう、お客様に売りましょう。私も売るので、スパルネはお客を整列させて」
「わかった、整列させる!」
三人で協力して売るとなったけど、人の手は足りません。
「お願いします、並んでください! 順番で買ってください」
あまりの人気に大変です。
大繁盛した。
「嬉しい、王女様と同じ糸が買えました。しかも凄く感触がいいです!」
「本当だわ、触ったことない感触ですわ!」
買ってくれた客は、皆さん喜んでくれる。
しかし喜んでいる人だけではなかった。
明らかに俺に敵意を向けているのがいるからで、びんびんに向けてくる。
グラティアスだ。
彼は俺の店が売れるのが気に食わない。
「何が神級だよ、また変なものを村で作ったな」
「グラティアスはもう来なくていいよ」
「村は危険だから言ってんだよ。蜘蛛まで増やしやがって、いい加減にしろ。糸を売る理由を教えろ」
「理由? 俺はパーティーを追放された後に考えた。王都から離れた領地を買った。その領地を開拓して村を作り、スローライフする。これが俺の理由だ。王都に反乱したり、戦いは望まない。むしろ戦いをしてきているのはグラティアスだよ」
理由を聞かれたので率直に答えた。
この様に話したのはなかったから、ちょうどいい。
俺のスローライフの計画を理解してくれたら、もう俺に関わることはないと思う。
放置して欲しい、それだけだ。
「あはははははは、やっぱりバカだな。魔竜はいるは魔王はいるのに、スローライフしたいだというのかよ。そんなのが通用するかよ。王都はお前を反乱軍とおもっているさ」
「村長に対して今の言葉は許せませんね、いくら勇者でも取り消しなさい!」
面白かったら☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです
頑張れます
↓↓↓




