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『錬金498話 王女の気持ち』

『錬金498話 王女の気持ち』



 魔族の場合は魔王という王が存在するから人族と変わらないのか。

 ただ魔族は魔族で争いが耐えないというから、人族よりも大変な部分もあると思う。


 あとは買うかどうかだ。

 買うな、バゲルの店では買うな!

 買ったらその場で勝負は終わる。

 俺たちの負けになるのだ。


「どうでしょう王女様?」


「タニアはどう思う?」


「とてもお似合いですと思います」

 

「グラティアスは?」


「お似合いです。ここで買うべきでしょう。伯爵もすすめているのだし」


「お似合いですけども、他にもいい店があるかもです。グルっと一周してから、ここで買うのもいいと思います」


「タニアの意見も納得します。時間もあるし、周ってみます」


「王女様、それではこの商人のバゲルは、また来られるのをお待ちしてます!」


 会話の内容からは王女はバゲルの店ではまだ買わないとなった。

 よし、いいぞ!

 危なかったな。


「バゲルの店で買わないわ、ざまあみろです。あの顔みて!」


「うん、王女は買わない、まだ俺たちにチャンスはあるな!」


「王女様が来るでしょう、その時が勝つチャンスです!」


 スパルネとマーヤも喜んだ。

 そして悔しがるのはバゲルだ。

 勝つチャンスがあったが、逃したもみえる。


 言葉では王女にまた来てくださいと言っているが、内心は相当に悔しいだろうのが俺には伝わる。

 そうしていると伯爵達を連れて王女の一群が俺の前に来て止まった。


 来たか、王女、そしてグラティアス。

 買うか買わないかは王女が決めることで、グラティアスは無視したいが。


 とりあえず挨拶はしておこう。


「どうも王女様、フランツと言います。ゆっくりご覧ください」


 マジで美人だな。

 お世辞抜きで美人でした。


「う~~~ん、この店は服は売ってないみたい。なにこれは、店主フランツ、これは?」


「はい、糸です」


「糸?」


 王女は並べてある糸を手に取って聞いてきたけど、服とかではないから、輪からなった。


「服や衣装やドレスも作れると思います。この糸は蜘蛛族の糸を俺が加工したものでして、もしこの糸で王女様の衣装を作れば最高の衣装が作れると思います」


「糸よね、、、」


「王女様にふさわしいとは思えぬ、、、」


「これは地味ですな。国際市場にしては地味ですよ」


「王女様はもっと派手に彩のある衣装がお似合いです。糸などどうでもいいですよ」

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