『錬金496話 勇者グラティアスが護衛』
『錬金496話 勇者グラティアスが護衛』
「蜘蛛族ですが、文句あるの。護衛で来てるのでしょ、私達は登録もして出店したし、鑑定書もある。何も問題はないはず。営業の邪魔ですから消えてよね」
「んだと~~~、魔族が出店していいのかよ、問題あるだろうがあああ」
「ちゃんと登録しました。魔族でも出店は可能です」
「見せてみろ~~~」
グラティアスは言いがかりを言ってきたところで、マーヤが登録を見せると、
「うううう、わかったよ、登録したならいい」
グラティアスは仕方がない感じで言った。
「俺も聞きたいことがある、カエンについてだ」
「カエン? カエンてなんだ」
「すまん、知るはずないか、ファイアドラゴンだよ。グラティアスが置いていった魔竜は現在は俺の村の住人で、カエンとなった」
名前でいってもわかるはずないか。
ただカエンが住人になったのを言ったら、どうかな。
「何~~~~、住人になっただと!!!」
「住人になった。それで国王から何か言われてないのか、当然に言われると思うが」
「ううう、国王からは怒られたさ。お前のせいだ。それに住人になったのは知るはずないし、国王も知らないだろうな。ううううう、またも戦力を上げた、一段と上がったわけだ。これは国に対する反乱だぜ」
「俺は反乱する気はない、勝手にグラティアスがカエンを村に連れてきて置いて去ったのだろう。悪いのはグラティアスだ。そのように王女様に言ってくれよ」
「言うかよ!! 俺は今日は護衛で来ている。フランツの店は近寄らせないし、買わせない。お前の商品など買わせるかよ、じゃあな!」
「親衛隊も去る!」
グラティアスは買わせないと言って去ったし、親衛隊も去った。
困ったな、買わせないとか面倒になった。
「勇者グラティアスは買わせないと言ってましたが」
「マーヤはグラティアスは初めて見たなら無視だ。気にしなくていいよ」
「性格悪いというのは村の人に聞いてたけど、聞いてた以上に性格悪いです。買わせないとか、最低です。カエンがいうには勇者は口だけの最低最弱な勇者だと言ってました」
「最弱ね、カエンからしたらな」
カエンは俺のいないところでグラティアスの陰口を酷く言っているようだ。
本当のことだから俺は否定しない。
ただ王女とは商人バゲルとの勝負に関わるわけで、邪魔にならないことを祈ります。
王女が買ったら俺たちの勝ちになるからで、邪魔されると負けになりえる。
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