『錬金490話 国際市場に出店』
『錬金490話 国際市場に出店』
俺はクリア伯爵には直接には会ってないが、町の土地を扱う商人から辺境の領地として購入した。
あまりにも領地が使いようがない酷い土地であった為、格安で購入したのだった。
まさかここで会うとは偶然と言うか、運命というか。
クリア伯爵は俺を知らないし、たぶん名前も聞いてないとは思う。
資産家とは聞いていたけど、身なりから婦人も一流を感じさせて、俺の前を通り過ぎた。
「伯爵は通り過ぎたわね。止まりもしなかった。でも婦人の香りがあった。凄くいい匂いだった」
「香水だな」
「香水? 迷宮にはないです」
スパルネは伯爵婦人が通った後に香水の香りが届いたのであって、俺の鼻にも届いた。
振り返るほどに美人で、遠くまで届くくらいに強い香水に、刺激されてしまった。
「香水は植物の香りの成分を取った物だよ。女性が付けると男性は刺激される。スパルネは要らないよな」
「なぜ!! 要ります、欲しいです、香水が、村長、買ってよ!」
「えええ、欲しいのか。興味がるとは思わなかったから。ここには売ってなちと思う」
「町には売ってます」
マーヤから情報が。
「町の香水が売っている店があれば買うよ。ここは服とか生地がメインだから売ってない」
「絶対にですよ村長」
なぜか香水を買う約束をしてしまったけど、まずは一つでも売らないとな。
伯爵達にもが来て市場は活気が出てきた。
時間が経過し前半が終わった。
結局は俺の店の糸は一つも売れなかったのは残念だった。
「フランツ村長、今日の前半は終わりました。売れてる店は売れます。まだ結果は出てませんが、後半も頑張りましょう」
「マーヤがいても売れるかな心配です」
「大丈夫です。このまま続けてください。必ずチャンスはきます」
「はい」
マーヤから励まされてスパルネはやる気を出す。
一つ売れたら変わると言うことか。
その一つが売れない。
売れている店はあった。
人気の店で、鑑定のランクも高いらしい。
「特にあそこのお店は人が並んでます」
「あれはバゲルです」
バゲル?
マーヤが言ったが、確かに人が寄ってきていて、人気があるのがわかる。
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