表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

488/1066

『錬金488話 国際市場に出店』

『錬金488話 国際市場に出店』



 鑑定士からは予想外に絶賛されてしまい、お店へと向かった。

 お店は広い敷地に整列して並んでいる。

 この敷地ならば、何百人もの人が入れる広さだ。


 この日の為に町が準備したのでしょうことがわかる。

 

「もうお店に来て準備している商人もいますから、私達も準備しましょう」


「うん、いつ、お客が来てもいいようにね。それと鑑定書は見える所に置きましょう。お客がこの鑑定書を見るし、Sランク認定を見たらびっくりして買ってくれますよ」


「そうなるといいわ」


「俺らは実績がないものな」


「ええ、フランツのお店は今回が初の出店。他は何度も出店する常連店もありますし、そこで有名になった商人もいます。初めてですと全くの無名店からのスタートで、不利はある」


 初めての出店だけに無名なのは仕方ないよ。

 でも無名でも頑張ればいいさ。

 どこまでやれるかは、終わった時にわかることで、今は一つ一つ糸を売るだけだ。


「さあ、もうお客が来てるわ、ぞろぞろと集まり出してる。みんな買い物を楽しみにくる、蜘蛛の糸が売れたらいいな。買ってくれた男性には私のお尻も触らせてあげようかしら」


「バカなことは考えるなスパルネ。普通に売るんだ。お尻とかは使うのはダメだ」


「はい、すみませんでした」


 念のためスパルネには注意をしておく。

 本当にしそうだったから。

 必死なのはわかるが。

 人の人数が増えてきて、賑やかになってきて、もう売れている店もあった。

 他の店を見てみると、派手な服や衣装もあった。


「村長、隣のお店は服ですが、男性と女性のがあります。とても綺麗です」


「人気あるな、人がいっぱい来てる。俺の店はまだ誰も来ないが慌てることはない」


「でも、他はみんな集まってますの、心配です」


 やはり服の方が目につくよな。

 俺の店は単に糸だから、地味である。


 人は来ても素通りだった。

 さすがに糸は不人気か。


「あらあああ、お隣のお店は何これ?」


 隣の出店していた女性の商人が言ってきた。


「糸です」


「糸??」


「糸です」


「ええええええ、糸だけですの~~~~、それで売れると思ってるの~~~」


 明らかに笑っている風だが。

 すると近くのお客も笑いだして、


「あはははははは」


「糸じゃねえ、興味ないわ!」


「売れるといいわね!」


 周りは店に並べた糸をみてバカにしてきた。

 そこまで言うかよって思った。

 別に何を売ろうが関係ないだろうに、でも商人だから、この場はある意味、戦いなのだと知った。

面白かったら☆☆☆☆☆に

ポイントしてもらえると嬉しいです

頑張れます

↓↓↓

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ