『錬金484話 国際市場に出店』
『錬金484話 国際市場に出店』
登録する場所に行き登録は済ませた。
スパルネの作った蜘蛛の糸を見せると、問題なく登録できた。
出店する際は、広場にある指定された場所に、すでに出店が用意されているので、そこで販売するようにとのこと。
自分達は店は用意しなくていいらしいから、親切と思う。
国際市場ということで、そこは準備が素晴らしいです。
後はお客が来るかだな。
そして鑑定士に鑑定することをすすめられた。
あっさりと登録できたな。
「登録は出来たので、鑑定士に鑑定してもらいましょう」
「鑑定士の鑑定がいるの、しないとだめなのかな。このままお店で売ったらいいのに」
「スパルネが言うのはわかるけど、お客が買う際に参考にするから、鑑定された方がいいのよ。高額な取り引きもあるので、偽物や詐欺行為、不正がないようにするの。まあどれくらいでされるかはわかりません。でも私はスパルネの糸は上質な糸と評価されると思いますよ」
「そうなればいいわね、でも出店するお店はいっぱい出てます。さすが国際市場ですね」
「うん、これだけのお店があるとはな、100店舗はある。俺の予想以上かな」
広場にはお店が並んでいる。
数で言うと100店舗以上はあるな。
その分、人も多いけどね。
巨大なフリーマーケットみたいな感じだった。
「こりゃ凄い、迷宮とは別世界です」
先にすすめられた通りに鑑定士にお願いしにいった。
鑑定士は何人もいて、商人とは違う姿。
商人は動き安い服装であるが、鑑定士はぴっちりとした紳士な感じだ。
俺が行くと鑑定士から声があった。
「鑑定士です。お名前と出店する商品をみせてください、どうぞこちらに」
「はい、フランツと言います、出店するのはこの糸です」
「糸ですね。糸は生地にもなるし、良いものは人気になりますよ」
テーブルの上に糸を置いたら鑑定士は手に持って入念に調べていき、糸の感触、強さ、太さ、軽さなどだ。
俺は違いはわからないが、見る人が見れば違うのでしょう。
一通りみていくと、
「どうです、普通の糸かな」
「こ、こ、こ、これはどこで手に入れた糸ですか、入手先は?」
鑑定士は最初とは違い、驚いた感じだった。
入手方法を問われて俺は困ったのは、何かあったか。
特に不正はないのに、怪しまれる。
正直に村で作ったと言うべきか、それとも嘘をつくかと悩んだ。
でも嘘は良くない。
ここは正直に言うしかない、例え問題があっても。
「この糸は村で作ってます」
「村!!!! どこの村か正直に言いなさい」
「えええっと、俺が作った村です。ターバンド国にあります。彼女は蜘蛛族でして、彼女が出す糸を集めました、何か問題が、、、」
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