『錬金483話 国際市場に出店』
『錬金483話 国際市場に出店』
スパルネを誘って行くと決まった。
目的の町はハリス町だった。
「ハリス町で開催されます。フランツ村長はご存じですか」
「知らないな、行ったことない」
「私は迷宮しか知りません」
「そりゃそうだな」
「ここからは距離はありますので、馬車がいいと思います。蜘蛛の糸も乗せますから。私の馬車に積みましょう」
「お願いします」
馬車は商人の乗ってきた荷台があり荷物が詰める大きめの馬車で行くとなって、蜘蛛の糸を乗せた。
さすがに商人だけあり、いい馬車だった。
みんなには別れを言って村を出発。
ハリス町はターバンド国内でも、けっこう遠かったけど、マーヤとスパルネもいて暇はなかった。
やっとのこと馬車は到着して町に入る。
町は中規模な町で人は多かった。
そしてマーヤが言っていたように、すでに衛兵が多くて目立つかな。
「やっと到着ですね」
「衛兵がいっぱいいる。俺らも監視されているな。不審者だと尋問されるな。やっぱりスイやモフルンは置いてきて正解だったな」
「魔竜ですからね」
「ええええ、魔竜?」
ついスパルネが言ったので、魔竜と知らないマーヤは聞き返す。
スイは普通にしてれば、魔竜とはわからないからだ。
「うん、魔竜なんだスイは、実は」
「ま、ま、ま、魔竜うううううう!」
「マーヤ、衛兵が見てますから大声は出さないで」
「すみません、でもまさか魔竜がと」
やれやれ、一番の不審者はマーヤと思われたみたいで、衛兵がこっちに来た。
「村長、衛兵がくる?」
「うん、心配はない。たぶんマーヤが大声出したからだ」
「はい」
「ちょっといいかな、キミたちは大声出してたよね。何しに来たのかな?」
「国際市場に出店しに来た」
「出店するのか。そしたらあそこで出店する人は登録してください。登録証がないと出店出来ません」
「どうもありがとうございます」
衛兵はちょっと怖いと思ったけど、話すと優しかった。
登録証をすすめられた。
「登録証がいるみたいだ」
「登録しましょう」
「国際市場の会場は広場でやるようで広いわ。もういっぱい人がいるし、ワクワクする」
「うん、楽しみだ」
人が集まる所は活気があるから、スパルネは楽しそうだったのは良かった。
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