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『錬金473話 トマトの収穫』

『錬金473話 トマトの収穫』



 この味ならばトマトの栽培は大成功と言える。

 スイの表情がシャドウ街のトマトを食べた時の表情とで別人だったことからもわかる。

 食事でさっそく出せるように収穫も進めよう。

 農作業はメヌエットにも伝えておくといい。

 農作物がいかに土の影響を受けるかが、あらためて証明された。

 推測ではシャドウ街の付近の農地の土は、ここの領地程でなくとも、あまり良くない土地ではないと思う。

 痩せた土地では野菜の味も落ちる。

 今度商人が来た時には、このトマトを食わせてみよう。

 驚くと思う。

 

「メヌエットも呼んで、トマトを収穫するようにいっておく。それとこのトマトを使って調味料を作ろうと思う」


「調味料ですか。例えば、コショウとか塩ならありますよね、他にもあるのですか」


「あるよ。特にトマトを使って出来るのがある、ケチャップだ」


「ケチャップ?」


 スイはさすがに知らない。

 まあ俺も王都では見ていたから、人族は知ってるはずだ。


「トマトを潰して保存もできるし、野菜のサラダや肉、ご飯にも合わせられる万能な調味料さ。人族は好きだよ」


「トマトがあればできるのね」


「トマトに他にもお酢も加えるから、商人からあらかじめ購入した。材料はある。家にトマトを持って帰って試してみたい」


「やってみて。ちょっと楽しみ。このトマトを使うなら」


 ケチャップ用にスイと何個かトマトを収穫。

 手に持って家に帰ると、キッチンに。

 キッチンには塩、砂糖、お酢があるので、トマトを加工することでケチャップを作れると思う。

 ただケチャップは王都でもあったし、食べていたけど実際に作る人はまずいない。

 俺も作った経験はないのは、ケチャップは安く買えるから、自分で作るよりも買った方が早いのもある。

 とりあえず作ってみよう。


「村長、何を作るの、トマト料理?」


「トマトケチャップだよ」


「トマトケチャップ?」


「なんだ?」


「わからないか、ケチャップは美味しいよ。料理にも使える。俺は作ったことないけど、なんとなくで挑戦する」


 スイだけでなくリア、モフルン、カエン、サラも知らなかった。

 やはり人族じゃないとわからないようだ。

 キッチンでトマトをミスリルナイフ切る。

 なるべく細かく切った方がいいし、ミキサーで細かくするといいが、ここにはミキサーはないため、ナイフで切る。

 普通は大変だがミスリルナイフで細かく切ると早い。

 何回か切るとミキサーを使ったくらいになった。

 やっぱりミスリルナイフは便利です。

 この状態のトマトをミスリルフライパンで煮込む。

 ミスリルフライパンで煮込むと直ぐに煮込む事が可能で時短になるし、味も超高級に変化する。

 火を入れた瞬間にトマトがもう煮込まれてケチャップに近い感じになった。

 早いな!

 さすがミスリルフライパンだな。

 

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