『錬金472話 トマトの収穫』
『錬金472話 トマトの収穫』
歓迎会はとても凄かった。
30人もの酒が好きなサティロス族をもてなすのは、無謀だった。
料理の後片付けが大変だったがサラやスイ、リア、モフルンとで片付ける。
翌朝は疲れていて、ゆったりとしたかった。
大仕事をしたという充実感だ。
サティロス族と蜘蛛族はまた地下の迷宮に帰った。
今のところは迷宮に住むのは変わらないとなる。
ゆったりと朝をむかえて起きる。
何もしなくても忙しくても起きるとスイやリアがいる。
ベッドで俺の横にいればモフルンとカエンが下着姿で歩いていた。
この風景を見ると脳みそはなぜかシャキッとするのは不思議です。
農地にでかけた。
目的はトマトの様子を見に行くことで、種植えをしたのだ。
時間がたったから芽が出ていると思う。
一日あれば俺の農地は成長してしまうため、忙しいのだ。
スイも一緒にトマト農地に来ていた。
「トマトの農地ですね」
「うん、もう成長していると思うよ、ほら、こんなに成長してた」
「へ~~トマトの真っ赤な実ができてますよ!」
「本当だ、大きな実だな、成功と言えるな」
トマト専用に区画した農地に一歩入って見ると、一面に緑色になった茎がでていて、枝には真っ赤なトマトがついていた。
色も良い色だった。
「一日で実が出来ちゃうのは、あいかわらずですね。もう取ってもいいの?」
「うん、いいよ。取ってみて、食べてみなよ」
何個か枝から実を取ってみた。
シャドウ街から購入したトマトの種から作った実。
元はシャドウ街の物だが、色は綺麗であるし、重さもずっしりと重く感じる。
軽いのは実が詰まっていないからであるから、良い感じです。
最初にスイが食べる。
「前回のトマトはシャドウ街のでした。酸っぱくて甘くなかった。正直あまり好きじゃなかったですけど、、、」
「農地で育ったトマトだから、また違うと思う、スイが最初に食べてごらんよ」
「大丈夫かな」
「大丈夫さ、俺の農地だから」
やや不安そうなスイ。
食べ物って美味しくないと苦手になる。
そこを説得して食べてもらう。
「そうね、食べてみる、、、うううううう」
「どうした?」
「ううううううううう美味いです~~~味も全然違います~~~」
「美味いか、良かった。俺も食べてみるよ。うん、これは良いトマトだ。前回とは大違いだな。酸っぱさがなくて甘いな」
一口食べてみて全く味が違ってて、同じトマトのはずが、同じとは思えないくらいに甘かった。
甘みとうま味が大幅に増加してて、酸味が和らいでいたので、何も付けなくても美味しい。
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