『錬金470話 サティロス族は地上に』
『錬金470話 サティロス族は地上に』
「あははは、村長、盗賊に間違われたて傑作です!」
「笑うな」
「でも迷宮で酒を作っているならさ、サティロス族と協力して酒を作れるかもね」
「つまりサティロス族にお願いするってことか」
「そうです。今お出しした酒は村で作った酒ではなくて、商人から購入した酒です。村長がシャドウ街の酒を購入したもの。でも村にはコメとコムギは収穫してるから材料はある」
リアが提案したのは、村のコメとコムギがあるのだから、材料にして酒を作ったらいいという考えだった。
確かにコメとコムギはあるので不可能ではないし、俺も少し考えていて、それもあって地上に呼んだのだった。
「俺もその点は考えた、それでサティに来て地上に来てもらったのもある。どうかなサティが良ければ村の住人にならないか。そして村の独自の酒を開発するのはどう?」
「ええ、いいわよ、地上は私を歓迎してくれたし、こうして酒を飲ませてくれた。酒があるなら仲間だ。住人になる」
「あくまで酒があるからみたいね」
「酒の繋がり」
「酒は友を作るか」
サティは住人になるのをオッケーしてくれた。
家でサティの住人になるのを歓迎する。
「新しい住人が増えましたね。ところでサティロス族は他にもいるのよね」
「30人いる。だから30人は住人が増える。迷宮にいるから、住人になるのは私から説得しておく」
「30人増えるのは、村の人口が一気に増えましたね」
「あめでとう!」
「私を住人として歓迎してくれて、ありがとう、よってもう一杯ビールください!」
「えええええ、まだ飲むの~~~」
「飲み過ぎです~~~」
「いや、こんなの飲んだうちに入りませんから、あははは」
「やっぱりアル中だな」
サティが住人となり酒を作るというのが可能になったのは大きい。
今まではコメとコムギがあったが、食べるようであり、作るのは敷居が高くて敬遠してきたのだった。
偶然ではあるがサティロス族と出会い、酒を作るのとなりそうで、どんな酒が作れるかは楽しみである。
その日のご飯はサティロス族を招待しようとなった。
これは大変だな。
いつにも増して忙しいぞ。
酒も出すし、コメとコムギの味を知ってもらおうと思う。
「サティ、今日は仲間を地上に呼んで欲しい。住人になったからさ」
「歓迎会だよ。お酒も料理も出るよ」
「お酒が出る! じゃあ呼ぶ。必ず呼んでくる!」
「結局は酒かい!」
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