『錬金469話 サティロス族は地上に』
『錬金469話 サティロス族は地上に』
スイが魔竜なのは引いていた。
きっと初めて見た感じだ。
そもそも地上に出るのが初めてか。
どんな感じだろう地上は。
「迷宮には魔竜はいないよね」
「いません。どうなてるの地上は。伝説級のドリアード族はいるし、伝説級の魔竜もいるし、地上がこんなに危険だったとは想像以上です」
「この村が特別です。普通はいませんから」
「フランツが作った村なのよ、魔竜やフェンリル族も住人となった。あとね魔王もいる」
「魔王もいる!!」
「いますよ」
魔族だけに魔王には一番驚いていた。
「初めて地上に来て、このメンバーの住人を見たら驚くのは普通です」
「そしたら家においで、酒を出すよ」
「はい」
みんなにサティを紹介して家に。
サティを席についてもらい酒を用意した。
「サティは迷宮で酒を作っているのを見せてもらった。そこで家に招待して酒を出そうとおもった」
「シャドウ街の酒ね」
「地上の酒は初めててことね。違いがあるかしら」
「飲んでみます。これはビールだ、うん、美味しいビールだ。迷宮のビールとは味は違うけど、地上のビールはいい味ですが、迷宮ほどではない」
サティのビールの評価はわりと良かった。
不味くて飲めない物ではない。
シャドウ街の商人に酒を頼んでいたのが良かった。
ビールとコメの酒があったのを出した。
飲みっぷりは、いかにも酒好きっぽい飲み方だった。
「ビールは良いとなった。次はコメの酒です、どうぞ」
「ありがとう、うん、まあまあだな、でも悪くはないが」
「やっぱり酒が好きなのね、味に厳しい」
「酒だけは厳しい。サティロス族は長年酒を作ってきたからです。でも、地上の酒はごちそうさまでした。貴重な経験をした」
サティは酒を飲めて満足してくれた。
地上を楽しんでくれたし、俺としてはサティロス族とは交流はしていきたい。
迷宮はもっと下の階層がありそうだし、なりべく交流ができると助かる。
「四階層よりも下の階層はあるのでしょ」
「あります。下は相当深い階層があると聞いてる。けど私は実際にもっと下の階層には行くことはなかった。階層ごとに魔族がいるし、敵対視されると危ないからです。迷宮の中はお互いに味方でもあり敵でもあるからです。もしフランツがさらに下の階層に行くなら、危険はあると思ってください。ただあの強さなら、平気かもですが」
「戦ったの?」
「戦いました、酒を盗む盗賊だと思って」
「盗賊だと思われたのフランツ様」
「らしいな」
面白かったら☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです
頑張れます
↓↓↓




