『錬金468話 サティロス族は地上に』
『錬金468話 サティロス族は地上に』
地上に来たみたいと言うサティ。
来たいなら来てくれてもいいし、たぶん地上の人も反対はないと思う。
すでに蜘蛛族はご飯を食べているからだ。
ただ迷宮に長い間住んでいるので地上には抵抗あるだろう。
「もしサティ達が良ければの話だけど、地上に来ればどう。酒はあるし、ご飯もある」
「地上は危険ではないか。この迷宮は人族が来て封印魔法で封印されたのです。それで迷宮と呼ばれるようになった。それ以来地上からも人族は来ないし、地上に行くこともなかったのだ」
「三階層の蜘蛛族は知ってますか?」
「まあ一度会ったことはあるが、基本的に行き来はないし交流はない。蜘蛛族が何か」
知らないようだ。
「蜘蛛族と俺は深い関係になって、今は地上に来るしご飯も食べる、村の住人となっている」
「ええええ、蜘蛛族が地上に。まさかスパルネか!」
「そうです。会えばわかる」
「知らなかった、蜘蛛族のスパルネが人族かと交流するとは。あれは用心深い、私にも糸で攻撃をしてきたが」
「俺にも糸の攻撃をしてきたよ。でも戦い終えて地上の村の住人となった。会ってみようよ」
スパルネとも知り合いなら話は早い。
上の階層にいるからちょうどいい、会ってもらおう。
「上の階層に行ってくる、酒蔵を守ってくれ」
「はいサティ」
仲間には盗賊が来るのを念を押していた。
かなりの用心深い性格らしい。
代表してサティが上の階層に行くとなった。
三階層にいく。
「おお、スパルネ」
「珍しいですねサティが来るとは、それもフランツ村長と一緒に」
「サティとは知り合った。サティは蜘蛛族が地上に行ってるのを信じないのだ。だから説明して欲しいと思って連れてきた」
「そうでしたか、サティは用心深いですから、私にも酒が盗まれると言ってたので、一緒に地上に行きましょう、それなら大丈夫」
スパルネが承諾してくれてサティは、
「スパルネが行くなら行ってもいい」
「では、行きましょう」
サティは納得してくれて、地上に行くとなった。
地上は農作業をしていたリアとスイがいた。
俺がスパルネとサティといると寄ってきた。
「フランツ様、そちらの方は見ない方ですが?」
「迷宮に行った。四階層で出会ったサティロス族のサティだ」
「よろしく」
「魔竜のスイです」
「魔竜うううう!」
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