『錬金460話 大浴場にお客様』
『錬金460話 大浴場にお客様』
さっそく商人は大浴場を見学した。
「外からはわからなかったですが、めちゃくちゃに広い浴場です!!」
あまりの広さに驚いていた。
「うん、大浴場として作った。商人さんの一人風呂だよ。今日一番風呂です」
「えええ、最初の一番風呂ですか。嬉しいな。それと先ほどの女性が湯の準備をすると言ってましたが、一人で準備するの?」
「そうですよ、ほら、あそこです。彼女はカエンと言います。見ててください。水を熱湯にしますのでね!」
「ああ、あの子ですね。窯の前にいます。どうするのかな」
カエンが窯の所に行く。
窯の前で手を出したら、手から炎が爆発的に出る。
「なあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、すげええええ手から炎が出てますよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「水を熱してます。熱湯になったら放水しますよ、ほら、来たでしょ!!」
「きたああああああああああああああああああああああああああああああ」
放水すると大浴場に流れこんでくるので商人は圧倒される。
一気に浴場にはお湯が満たされ、カエンは来て、
「準備が出来ましたよお客様~~~」
「はい、どうも!」
「どうぞ、入浴してください」
商人さんに入浴してもらったのは、入浴の価値があるのを知れば、大浴場の評判が良くなると考えたからだ。
風呂が好きと言うくらいだから、きっとこだわりがあると思う。
良い点と悪い点もはっきりと言ってくるだろうから、その方が大浴場にとってもいい。
厳しい意見は参考になるし、大いに意見を言ってもらおう。
商売の基本は意見を聞いて改善することでもある。
そうしていると、商人が風呂から上がった。
服は来ているが、体からはほんのりと湯気が立っている。
「いやああああ、いい湯でしたよ~~~~、こんないい湯はなかなかないですよ。しかも源泉の温泉ではなく、普通の水を熱したお湯ですよね。ありがとうございました。とても気持ちいい湯でした」
「そうですか。大浴場を今後はお客様を呼んでみたいと考えてますので、ダメな所を言っても良いですよ。参考にします」
「いいえ、最高でした。ターバンド国には天然温泉があり、旅をしたことがあります。天然温泉にもまさる湯ですよ。なぜかはわかりませんが」
「いい湯で満足でしたら良かったです」
商人には厳しい意見を期待したら、逆にべた褒めとなった。
天然温泉ではないが、天然温泉にも負けないと言う。
本当かいな。
そこまで凄いとは。
聞いた自分が驚いてしまう。
カエンに商人の入浴した感想を言うと、
「嬉しいです、世界一の大浴場を目指したいです」
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