『錬金458話 お酒とトマトを購入』
『錬金458話 お酒とトマトを購入』
地上に戻ってカエンと大浴場に行った。
カエンは掃除を生まれてから一度も経験したことがないため、俺が指導した。
「大浴場は広いから、ゆっくり掃除したらいいさ。疲れたら休んでいいし」
「はい、教わったように掃除してみる。みんなが大浴場を使えるように」
「よろしく」
大浴場を掃除するのは大変と思える。
とても広くて、住人の全員が入浴しても余裕がある広さだ。
これを掃除するのは根気がいる。
魔竜のカエンのとっては仕事になるが、嫌がってはいなくて、むしろ喜んでそうだった。
大浴場でカエンとは別れる。
俺も毎日忙しいな。
必ず何かしらやることがある感じだ。
その後に住人に話をした。
大浴場に入浴してみて、なにか体に変化があったかと。
すると嬉しいことに聞いた全員が何らかの変化があったという。
人によって個人差があり、腕や肩と言う人もいれば腰や足という人もいて、面白い結果となった。
皆さん入浴は好評で、大浴場には体に良いことが判明した。
入浴した全員が効果があるとなれば、アピールしてもいいだろうね。
村の新たな施設として大浴場は存在感があった。
見た目も和風な建築にしたので、目立つのは個人的に気に入っている。
村が発展したのを自分なりに評価していると、トラムが来た。
トラムは特に警戒は感じない。
「村長、シャドウ街から商人フィデリオゴンが馬車で来ました。通します」
「うんいいよ」
商人フィデリオゴンは今回で二回目だ。
前回は農作物を売ったので、また来たのは好評だったとみていい。
トラムが通すと馬車で入って来た。
「フランツ、また来ました」
「どうぞ、前回売った農作物はどうですか?」
「全部、大評判ですよ。コメ、コムギ、タマネギも売れて売れて、また欲しいとなってます。そして今日はフランツからお願いされたのをお持ちしました」
「見せてくれ」
商人フィデリオゴンには前回来た時に、次に来るときに持ってきて欲しい物を頼んでいた。
馬車に積んであるということで見に行く。
中には俺の頼んだ物があった。
ビール、コメ酒、砂糖、油、塩、トマト、酢である。
シャドウ街なら揃えられると言うので、金は先に払ってあった。
「どうぞ、こちらが頼んだ品物です。酒はかなりの量を持って来たのですが、こんなに飲むのですか」
「うん、大酒飲みがいる。次来るときにも頼む」
「あははは、持ってきます」
酒はフェンリル族は良く飲むしこれでも足りないくらいだろうな。
少しずつ食事の時に出そう。
飲み過ぎると危ない、また家が壊れるからだ。
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