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『錬金456話 掃除の道具を作る』

『錬金456話 掃除の道具を作る』



「ふむふむ、村長の道具に使える糸は汚れを取るのですか、それならば集めた綺麗な糸だと取るのは難しいわけね」


「取れないわけではないが、糸に詳しいスパルネに聞いたほうがいいと思った」


「汚れやゴミを取るなら、そうですね、、、べたべたした方がゴミが付いて取れるのではないですか」


「べたべたか、それはいいアイデアだな!」


 スパルネに相談したところ、彼女からの提案ではべたべたの糸も使うというもの。

 衣服用の集めた糸にはべたべたをさらさらに変えたが、あえてべたべたの糸を使うと言うものだった。


「べたべたしてれば、ゴミを取りやすいてことで、さすが蜘蛛族です。糸の専門家らしい発想です」


「そしたら村長、わたしの考えるのは、この綺麗な糸とべたべたの糸を混ぜたらどうでしょうか。べたべたでよりゴミを取り、さらさらの部分では綺麗に拭けます」


「なるほどな、べたべたの糸とさらさらの糸を混入する。蜘蛛族にしか出ない発想ですね。フランツ様、採用したらどう?」


「うん、そのアイデアでいこう、さらに俺の考えも加えたい」


「村長の考えも?」


「スパルネ達の糸に加えて、俺の錬金術も加えたいのだ。ミスリル素材を糸に加えたい」


「えええ、糸にミスリル素材を!!」


「混ざるの?」


「無理ですよ、だって糸は柔らかいけどさ、ミスリル素材て硬いのが特徴でしょう。どうやっても混ざらないと思う」


 スイやリアは俺の意見に懐疑的な見かたをする。

 金属であるミスリル素材と糸が合わないと思うのは当然だった。

 常識的に考えても、混ざりあうはずはないからでスパルネも、


「村長の考えにはちょっと難しいかなと思いますけど、、、」


「まずはやってみよう。スパルネにお願いしたい」


 スパルネにぞうきんの形に糸を作ってもらう。

 形は長方形の形が使いやすい。

 さらさらの糸にべたべたの糸を混入してもらうのをお願いしたところ、スパルネは何度か失敗はしたが、ぞうきんっぽくなった。

 さすが蜘蛛族。

 糸に関しては最強だな。

 見事にぞうきんっぽく作ってくれた。


「これでいいかな村長?」


「オッケーです」


「あら、拭いてみたら、べたべたの糸が混ざってるから、ゴミが取れるのね!」


「まあ、便利です!」


「これで完成でいいのでは。ご主人様の錬金術がなくてもいいような」


 確かにスパルネの作ったぞうきんは素晴らしい出来だった。

 俺も凄いなと思うし、けなすつもりはない。

 これに錬金術を付け加えて、より良くしたいのです。

 上手くいくかはわからないけど、実験的にやってみたい。

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