『錬金455話 掃除の道具を作る』
『錬金455話 掃除の道具を作る』
ミスリル素材は使うとして、どうやってミスリル素材を活用するかだ。
まずはミスリル素材をどう活用するかで、イメージが大事だ。
最初にほうきが作りやすいと思った。
形がはっきりしてる。
掃除の道具は二つの部分に別れる。
手で持つ部分。
ゴミを取る、汚れを取る部分。
この二つは明確に違うかな。
実際にゴミを取るのは、柔らかい素材が多いと思う。
布のような素材だ。
柔らかいのはミスリル素材には苦手でもあり、金属なので硬いのだ。
ミスリル素材とは違う柔らかい素材はあるかなと悩む。
「道具は柔らかい素材がいいのだがな、、、」
「柔らかい素材ですか」
「うん」
「金属っぽくないのね」
「そしたら、蜘蛛の糸はどうでしょうか。魔幻迷宮のダンジョンで蜘蛛族が住人になったでしょ。スパルネね、彼女に相談してしたらいかが?」
「蜘蛛族か、そうだな、あの糸は使えるかもな。ありがとう、ちょっと迷宮に行こうと思う。みんなも来てくれ」
俺が考えもしなかったのが蜘蛛族の糸だった。
素材は柔らかいし、使えるかもだ。
そこで最近行ってなかったし、迷宮に行くと決め、カエン達も一緒に行く。
魔幻迷宮は村にある。
現在は三階層まで探索してあり、三階層に行った。
「村長、探索に来たのですか?」
迷宮の警備に当たっているサザンが来た。
めったに来ないから不思議に思ったと思われる。
「探索とは違うのだ。蜘蛛族に相談があって来た。スパルネらに会いたい」
「スパルネなら、熱心に糸を出してます」
「そうか、お邪魔する」
スパルネのいる作業場に行った。
「糸を作っているのですね、初めて見た」
「カエンは初めてか。ここは蜘蛛族の作業場になっている」
「あら、村長、今日は糸を取りに来たのですか。いっぱい作れたから見てください」
「へ~良く作ったな」
糸は綺麗に束になっている。
何束も置いてあったので、地上に持って行ける。
この糸は俺が錬金術でねばねばを取り除いた糸だから、触ってもさらさらだ。
「綺麗な糸ですね」
「さらさらしてます」
「服に使えると思うから、将来は衣服が作れるかなと思う」
「今日はこの糸に関して来た。スパルネに相談があってさ」
「なんでしょう?」
「掃除をする道具を考えている最中。道具は柔らかい素材がいい。布で汚れをふき取る感じだ。それでこの糸が使えると思ったのだ」
面白かったら☆☆☆☆☆に
ポイントしてもらえると嬉しいです
頑張れます
↓↓↓




