『錬金453話 体の異変』
『錬金453話 体の異変』
大浴場を作りあげて、そのうえ入浴までした。
気持ちいい日だった。
体が温まったのもあり良く寝れた。
翌朝になり俺はすごく楽に起きれた気がした。
体が軽いかな?
起きてから、いつもよりも調子がいいなあと思ったのは気のせいか。
たぶん俺だけではないと思うが朝は苦手で、なかなか起き上がりたくない性格もあり、時間がかかってたのに、すっきりと起きれた。
リアが近くにいた。
「あのね、起きたら、いつもは私は首がこるのよね。首をマッサージしているの。でも今日は楽なのよ、頭がすっきりしていて、快適なの!」
「へ〜〜リアが首が弱かったのか。それが楽に」
俺も体が楽になったと思っていたらリアもだった。
俺の考えすぎかと思っていたのだが、もしかしたら本当に良くなっているのかもだ。
「ああ〜今日は調子いいなあ〜〜」
「ええっ、スイも?」
「う〜〜ん、なぜか調子がいいのよね。だから朝起きて村の周囲を走ってきた」
「へ〜朝のランニングか。珍しい、スイがランニングしているのは初めてかも」
なんとスイもだった。
これは、まさかだな。
「ご主人様、私も腰が痛かったけど、まったく痛くないのです。きっと昨日入った大浴場の影響かと思う。リアもスイもそうだし、何か理由があると思う」
「俺も調子がいいんだ。大浴場か、あの風呂に入ると調子がよくなるのかもだ」
「うん、きっと大浴場ですよ。凄い成分とか秘密がある。詳しくはわからないですけど、フランツ様の錬金術が影響してます。ミスリル合金を大量に使用したでしょ大浴場は。家のお風呂もミスリルをあっても少しです。でも大浴場はいっぱいミスリル合金を使って大浴場にした。それでお湯の成分に変化が起きたとも考えられます」
「なるほどね、ミスリルよ、間違いないわ。作ったときにミスリルを主体に使ったからね。農具もそうだし、フライパンもそうだし、貯水槽もそうだし、錬金術のミスリルを使うと、異常なくらいに良い影響がある」
モフルンもで、もしかしたら大浴場ではないかと言うのは俺も実感した。
錬金術の影響か。
そう言えば大浴場の建設には大量のミスリルを使用してある。
家のお風呂は少しであったが、大浴場は大きいし、耐久性とかもあるし、全面的にミスリルである。
お湯がミスリルと触れる部分は格段に多いのだったため、影響が出たと考えていい。
俺はそこまで考えて作ってなかった。
大浴場には体に良い力があるとしたら、人気もでるし、健康にも良いとなる。
住人の健康が良くなるのはいいし、将来的には観光で来た人にもアピールできる。
温泉の観光地では、源泉の成分を公表して、体のどの部分に良い成分があると書かれている。
体に良い成分を売りにして、観光客にアピールするのは、観光の基本だろう。
どの程度良いのかも、後で入浴した人に聞いておき、アピールする基礎にしたい。
何もないのにアピールは難しいが、これだけ実感があるのだし、有効なのは確かだから、観光客が入浴して、その後に良い健康になったら、評判が良くなる。
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