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『錬金450話 勇者視点 勇者さん、追及される』

『錬金450話 勇者視点 勇者さん、追及される』



「コメ料理を?」


「はい、ファイアドラゴンはコメ料理を食べて静かになった。勇者は全然役に立たず、偉そうにコメを集めろと命令するだけでした」


「おい、稲妻の団、覚えてろよ、俺をバカ呼ばわりされたのは忘れないぞ!!!!」


 稲妻の団は必ず痛い目に合わせてやるからな。

 このまま黙っている俺ではないぞ。


「ぷっぷっぷ~~~~~弱いのは事実」


「ぷっぷううう~~~弱すぎでしょ。稲妻の団が言ってるの正解だよ」


「笑うな!」


 四聖騎士とルーリンは笑いをこらえているので俺は一喝した。


「役に立たない、ダメ勇者、良くやってこれたわね」


「役にたたない勇者、最高に笑える~~~」


「笑うなあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


「グラティアス、国王の前だ、大声を出すな!!」


「はい、すみません」


 なぜ俺だけ説教される。

 ムカつくなあああ。

 全部フランツのせいだな!


「とにかくだ、理由はどうあれ、ファイアドラゴンは静まったわけだな。それでファイアドラゴンはどこに行った、ジャカラン国に帰ったのか?」


「いいえ帰ってません」


「では、今はどこにいるのだ、知っているなら話しなさい」


「嘘は言うなよ勇者」


「黙れ四聖騎士」


「話しなさい」


「ファイアドラゴンにフランツの村にもコメがあると説明して、村を襲わせるとしたのです。つまりはファイアドラゴンを利用してフランツの村と、魔竜や魔王もいっぺんに潰す計画を考え付いた、凄い作戦だった」


「ほ~~~、それではグラティアスが考え付いた作戦で、ファイアドラゴンを利用してフランツの村を壊滅させて魔竜や魔王を潰したのだな。それを先に言いなさい。凄いことだ。フランツの村はいまや、我が国にとって脅威になっていた。いつ反乱するかわからない村だ」


 作戦までは俺は天才だった。

 国王も絶賛するほどの。

 やっぱり俺は天才で最強だった。

 結果は違ったが、それでも王都からファイアドラゴンを遠ざけたのは俺の采配だ。

 確実に王都を守ったのだ。

 

「そうなのかグラティアスよ、今度は間違いないな、国王に嘘はいけないぞ」


「軍師ゴラッソ、俺は嘘は言ってませんよ。実際にファイアドラゴンをフランツの村に送りましたから」


「送ったのだな、素晴らしい、実に素晴らしい判断と決断力だ。我が国にとってフランツの村は恐ろしい存在だった。それを壊滅させたのは、いい仕事をした。本当に勇者として才能があるよグラティアスは。よって先日の給与を減らすとした話はなかったことにする。フランツの村さえ無くなれば王として、安心だ。ありがとう勇者グラティアス」

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