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『錬金448話 勇者視点 勇者さん、追及される』

『錬金448話 勇者視点 勇者さん、追及される』



「東の大陸ジャカラン国へ行きました。ファイアドラゴンがいると聞いて行きました。俺はファイアドラゴンを利用すればフランツの村を壊滅させて、村にいる魔竜、フェンリル族、魔王などを解散させる計画でした」


 ゴラッソが俺を疑う感じで聞いてきたので答える。


「ジャカラン国だと、それは許可してないぞ、誰の許可で行ったのだ!」


「誰の許可は得てません。すみませんでした」


「許可なく行動するとはな。グラティアスの行動は不自然だ」


 国王が付け加えた。

 普通は隣国に行く場合は許可がいる。

 特に俺のような勇者パーティーとなると、国家に属するパーティーとなるから、相手国からしたら不審がられるので、先に許可を取るのが常識だった。

 だが俺らは無許可で行った。

 理由は簡単で、内容を話したら絶対にダメだしされるからだ。

 ファイアドラゴンを利用するなんて言ったら、危険視されるだろう。


「ファイアドラゴンがいるのを聞いてました。フランツの村には魔竜がいます。対抗するには同じ魔竜がいいと思ったのです。これはフランツの村を潰すためにしたのです。国王のためです」


 必死に国王に向けて説明したが、国王と軍師ゴラッソの顔は険しい。

 明らかに俺を憎んでいる顔で、話しづらい。


「何が国王のためだ、ジャカラン国でファイアドラゴンと会ったのか?」


「会いました、そこでファイアドラゴンをフランツの村に連れていこうとしましたが失敗しました。ファイアドラゴンは俺の説明は聞きませんでした」


「それで、なぜファイアドラゴンは我が国に来たのだ」


「俺たち勇者パーティーはターバンド国に帰りました。そしたらファイアドラゴンは俺の後を付けて来た。王都まで飛行してきたのです。理由はコメです」


「コメ? 何のことだ、コメとファイアドラゴンが関係してるとは思えないが」


「いいえ、ファイアドラゴンはコメが大好物なのです。それで俺はコメでフランツの村に誘導しようとしたら、コメ欲しさに王都に来てしまった。俺は連れて来るつもりはありませんでした」


「コメでファイアドラゴンを操ろうとして、王都の中に入ってしまったのだな。お前はバカだな。史上最強の大バカ者だ」


「なんということだ、、、勇者が、、、、」


 国王は頭を抱えてしまう。

 軍師ゴラッソは怒ってるし、俺が完全に悪者だろ。

 しかも俺だけで、最近給与をカットされたばかりなのに、ヤバいな。


「ファイアドラゴンが悪いのです。俺は悪くありません。あれが勝手に王都に来て暴れたのですから」


「黙れ、大バカ、お前が言うな、最悪の勇者だ。歴史上最強の大バカだ!!!!」


「でも俺が止めたのですよ、ファイアドラゴンが王都に入り暴れたのを止めたのは俺です。やっぱり俺は必要でしょう。なにせ俺がいなかったら、今頃ファイアドラゴンが暴れて王都は確実に支配されてました。俺が城を守ったのです!!!」

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