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『錬金438話 カエンは炎を出す』

『錬金438話 カエンは炎を出す』



「じゃあ手から出してみます、スイはどうやったら出たのかな、コツはあるかな?」


「とりあえず手から出したら水が出た感じ。自然にやってみるといい。カエンなら出せると思う。難しく考えずにやってごらん」


「自然にか、俺には全くわからないが」


「自然にね…………ブレスよ出ておくれ!」


 カエンは今度は手を前に出して構えた。

 そこでブレスと言うと先ほどとは違い手から炎がゴオオオオオと出たのだった。

 炎が出てます!!


「出たあああああああああああああああああ!」


「炎だああああああああああああ!」


「コメ神様! やりましたよ、炎は出ました!」


「うん、スイと同じ原理と思うけど、手からは出せるみたいだな。これで火を使う時は助かる。カエンに火をつけてもらえる」


 助かるよな、今まで火を使う時は面倒だったから。

 いちいち錬金術で火をつけていたから大変だったし、面倒だしであったが、カエンがいてくれるなら本当に助かると思えた。


「今まではどうしていたのです、フランツ様がつけていたのかな、あまり火を使うところは見てなかった」


「俺の錬金術。火薬を使い火をつけていた。キッチンで料理する時も火薬で火をつけて焼いていたのだよ」


「それなら今度は料理の時はカエンが火をつけたら楽になるわね。火薬は使わずに済む」


「そうだな、お願いするよカエンに」


「わかりました、料理で火を出します。今のところ火の加減はしてないけど、調節したら火の強弱などもできると思う」


「料理の時は弱くするとして、もっと強い火も出せそうかい、さっき出したのよりも?」


 手から出た火は、攻撃のブレスとは程遠い火力だった。

 可愛らしい火だった。

 もしもっと強い火も出せるなら、それなりに使える方法もあると考えられる。


「ファイアブレスみたいなの?」


「ファイアブレスみたいなのが出せるはわからないけど、練習してみる。慣れたら出せる気がする。私も村の住人になったのだし、みんなの役に立ってみたい。何もしないよりは、仕事になれたら嬉しい。スイが貯水槽に水を入れているように」


「大丈夫、カエンにはカエンにしかできない仕事がみつかる。俺が作るさ」


 スイにはスイの出来ることがあったのだし、カエンにしかできない仕事かあると思う。

 それは俺が見つけてあげられるといいな。

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