『錬金437話 カエンは炎を出す』
『錬金437話 カエンは炎を出す』
牛乳が好評だったので、ご飯の時に希望者には牛乳を出そうとなった。
生産するのは牛であるから牛には頑張ってもらいたい。
それとカエンについても考えている。
カエンは現在は人型の姿になっていてスイと同じ形態を変えたわけだが、スイは手から水が出せる特技というかスキルというのか、とにかく大量に水が出る。
水は貯水槽に入れてもらうことで、農地用水と家庭での水道に配管を作り利用している。
めちゃくちゃに利用して必需品となっているのであり、カエンはスイみたいに何かしらの特技があるかと思ってみた。
もしカエンにも特技があるならば、大いに助かる可能性がるし、興味深い。
魔竜には特殊性がありそうだが、本人に聞いてみたいものだ。
二人がいるのは家の外だった。
他にはモフルンとリアもいたのは、散歩でもしているようなので、俺も寄ってみた。
スイとカエンに直接聞いてみた。
「村長、今は散歩してましたところ」
「散歩中に悪いが、カエンに俺が聞きたいことがあるんだ」
「なんですかコメ神様」
神様ってのはまだ違和感あります。
「カエンに聞きたいのは、人の姿になった後のことなんだ。実はスイは手から水が出ていて、村の使用する水は全部、スイの手の水でまかなっている」
「へえ・・スイは水を出せるのか。水は必要ですからね、スイは役に立っているのね」
「そうよ、私の水は貴重な資源になっている」
「私は手から出したことはないですが、今までファイアブレスは口から吐いてましたから、口から出るかやってみます」
「えっ、口から!」
「ここでえええ!」
カエンは口から出せるか試すようだ。
まさか出るのか?
魔竜だし、口から出ても不思議はないが、絵的には強烈過ぎます。
スイも怖がる前でカエンは口を開いて、
「スイには負けないわよ……がああああああああ!」
「………」
「……出ません」
「出ないみたい、私の口はブレスはでなくなった、残念」
口を開けて出そうと試みるも失敗で、炎ではなく、普通に息だった。
カエンは残念がっているが、さすがにこの顔から炎は止めて欲しいから、失敗して安心した俺。
「カエンは炎は出せないのかしら、でも私みたいに手はどうかしら」
「そうだな、手は出るかもだが、火傷しないか?」
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