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『錬金434話 牛の繁殖』

『錬金434話 牛の繁殖』



 相談があって来たみたいだった。

 内容は聞いてみないとわからないけど、味は最高だし、品質は申し分ないのであった。


「問題があるかな、味は最高の味だし、言うことないけど」


「味は大変に美味しい肉です。それが問題でして、肉が美味しい過ぎて食べる量と比べて、育成するのが間に合わなかったのです。見ての通り住人も多いし大食いもいるしで、さらに魔竜のカエンが住人となりました。そこで牛を食べる量がまた増えたことで、牛の育成が急務となったのです」


「食べるのに比べて育成が間に合わないわけか。それは重大な問題だし、しっかりと考えないといけないな。普通はが生まれてから食べれるまでは時間がかかるのでしょう?」


「はい、当然に時間はかかります。それはどの家畜でも同じでしょう。生まれる子供の牛も限られてますから、最悪はいなくなってしまうのはいけません」


 ゼロ頭になったら家畜として成り立たなくなるわけで、それは避けなけれならない状態だ。

 俺に切実に言ったのは、危機感からだった。


「そりゃ大変だ。ゼロになったら困る。じゃあ牛を食べる頻度を減らそう。ゼロ頭になる前に。話してくれて、この場で決定しよう。大事に育てないとね」


「実は村長、違うのです」


「違う?」


 違うとは何かな?

 牛を食べるペースを減らしていき、別の肉を食ってたら牛は確保出来ていいと思うが違いがあるのかな。


「はい、牧畜では安定して育成するのは大切な考えです。減らしてしまうと安定しなくなりますから、長期的に育成しないといけません。それは村長のおっしゃる通りなのです。しかし牧畜で起きているのは逆なのですよ」


「逆????? ますますわからないよ。すまん、リザドの言っている意味がわからないのだが」


 逆とは?


「逆というのは、牧畜の牛を食べて普通なら減りますよね。それが逆に増えている現象が起きています」


「えええええええ、増えていると! どうしてかな、あんなに食べたら減るはずだよな」


 なんとリザドの報告では牛が増えてしまったらしいのであるが、信じがたい話ではある。

 悪い夢でも見ているのか。

 常識的に考えたら僅かの短期間で牛が増えるのは考えにくい。

 そのくらいは牧畜素人の俺でもわかるし、あり得ない。


「増えてます。どうもおかしいなと思っていて最初は気づかなかったのですよ、リザードマンの誰も考えもしなくて、でも数えて見ると増えていたのです。そして良く見ると牛の子牛もいたのです。知らない間に子牛を生んでいて、それも次々と生んでいたのでして、その子牛も直ぐに大人の牛に成長していたので、増えていたわけです」

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