『錬金414話 騎士団は国の為に』
『錬金414話 騎士団は国の為に』
フィーネルまで村を潰せと言う。
そうすれば、反乱とはしないらしいが、どうしてもわかってくれないのは残念です。
俺の考え方は伝わらないのか。
どうしても伝わらないなら、どうしたらいいのだ。
毎回土下座するのか。
「フランツ村長、魔王の俺が悪いのか、フィーネルが言うには俺と村長が一緒にいることで反乱軍みたいになると言うぞ」
「ストラマーベルは間違ってないよ。俺は魔王だろうが魔竜だろうとフェンリル族も仲間にして住人にしたい。反乱はもちろん考えずにだ。それで良いと思う。わかってもらうしかない」
「それじゃあ魔王の俺も村にいていいのだな」
ストラマーベルはフィーネルに言われたのを気にしていて、反乱する分子と思ったようだが、俺はフィーネルの考え、ミーシャの考えは受けるつもりはない。
だから魔王は魔王でいい。
勇者パーティーの言うことを真に受けることはないのだ。
でもフィーネルは不満そうだ。
俺の戦力をバラしたいのというのが伝わる。
「いていい、魔王だけでなく、魔将娘の三人もだし、それと牧畜してるリザードマン族もも村にいていい」
「わかった、ありがとう。村長がそう言うので、俺は魔王として村に暮らす」
「くそ、魔王は余計だろ、村から出なさい。それにリザードマンて何よ、リザードマンも増えたのは知りません。魔族を増やすなら、確実に解散するか、私が始末するかです」
「くくく、リザードマンも増やしたのかよ。俺の怒りがわかってねえ、全部解散だ、解散しないとファイアドラゴンにシャドウ街を火の海にする、さあどうする、お前のワガママな思想で街が犠牲になる。お前が決めろ、俺はそれで判断する」
頭をぐりぐりとしてきて言った。
選択させるらしい。
村にいる住人と村を解散させるのと、反対してシャドウ街に火を放つのを選択しろと。
どちらも辛いです。
シャドウ街は助けたいのは正直な気持ちです。
何も関係ないし、罪もない。
ファイアドラゴンが来る理由もないのだ。
俺のせいで犠牲になるのは耐えられない苦痛だ。
騎士団もいるが、シャドウ街を犠牲にするのを見逃すのかよ。
騎士団は国の機関だろうに、見逃すのは犯罪だろうに。
「騎士団の団長ルーリンに聞きたい?」
「なんだい」
「シャドウ街が燃えるのはいいのかい。ターバンド国の街だ。甚大な被害が出るのはいいのかい」
「そうよ、騎士団は国の軍でしょう。グラティアスの行動を止めるべきよ!」
「止めるべき!!」
「魔竜さん、私は確かに騎士団であり団長ルーリンです。そしてあなたの言う通り、騎士団は国民の為に働くのが義務です。国民から集められた税金で成り立っていますからね。国の機関は全部税金で成立してます。だから国家の為なら命も惜しまないのが騎士団です。そこは魔竜さんと同じ意見です。しかしだ、フランツと、この村はあまりにも危険な種族の集まりです。魔王もいるし他にも精霊族もいるし、さらにリザードマンも加わったのは知りませんでした。放置していると、魔族も増えるわけですね、放置は危険過ぎます。よって多少の犠牲があっても、この村と住人が解散するのが重要なの。シャドウ街が犠牲になってもだ!」
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