『錬金407話 モフルンも駆けつける』
『錬金407話 モフルンも駆けつける』
モフルンの爪での攻撃により、グラティアス側はひるんだと思ったがファイアドラゴンだけは違う。
怖がるどころか、楽しいと言うから困ったものだ。
モフルンを見て怖がらないのは、数少ない竜種だからと言えるな。
「フェンリル族が増えたぞ、なるべく少ない人数で戦うために、村から離れて着地したのだろう」
「そうだが、ファイアドラゴンが叫ぶから、戦いに気づいたのだ。俺としたことが、作戦は失敗だが、まだ戦える。余裕で勝てる!」
「変です、変ですよ、敵の中で勇者のグラティアスが弱点です。一番弱いです。本当に勇者なのかな?」
「俺も思った。やっぱり弱いよな勇者はな」
トラムもさすがにグラティアスの弱いのに気づいたらしい。
普通は勇者と言えば最強なのだが、変だなと思ったのだ。
「そうっすよね、オイラの目がおかしいのかと思った」
「勇者の強さはないよ」
俺がグラティアスをバカにすると、
「うるせええええーーーー、俺の悪口言うなああああああ!」
「本当だろう」
「最強だ、俺は!」
「ミーシャに聞いてみろよ、同じパーティーにいるのだから」
ミーシャは一流だろうから、どう思っているかは、聞いてみたかったこと。
「ミーシャ、言ってみな。俺に遠慮はいらない。フランツに説明してやれ」
「うーーん、良いのか話しても、正直に話してもいいのか」
「いいぞ」
「はっきりと言おう。今のグラティアスの能力は最強に程遠い。冒険者ランクで言えばAランクにも届かん、Bランクかもな。つまりはフランツらが言うのが正しいと思う」
「ミーシャああああああ、お前なああああああ、俺をBランクとは、言い過ぎだろおおおお!」
正直に言われてブチ切れるも、フィーネルも納得してるようです。
俺も納得します。
「仲間に言われるなら信じろよ。今の自分の力のなさを」
「うるさいいいいいい、俺は最強だあああああ」
「以前のグラティアスは強かった。それは誰もが認めるでしょうし、私も認める強さがあった。しかし現在のグラティアスには強さのかけらもないの。急に弱くなったの。彼が言うにはフランツが剣術を使えないようにしたと言ってる」
「何らかの呪いの様なのを俺にしたな!」
「呪い?」
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