『錬金004話 ギルドマスター視点』
『錬金004話 ギルドマスター視点』
「た、た、た、た、た、た、た、た、た、た、た、大変ですタップさん!!!!!」
慌ててギルドマスターの部屋に部下のギルド職員が駆け込んできた。
「何事かな??」
錬金術士のフランツを追放して、優雅にタバコを吸っていたところだった。
お荷物なフランツには冒険者ギルドよりも錬金ギルドがお似合いだろうと考えている。
「我が国の騎士団から報告です!!!!なんとAランク魔物のワイバーンが暴れているとのことです!!」
「なに?? ワイバーンだと、なぜ急にワイバーンが現れたのだ、今までどこにも発見されていなかっただろ?」
まさか俺の知る限りでは、ワイバーン級の魔物は近辺に確認されていないはずだ。
なぜ急に現れたのだ!
すると別の部下が来て、
「大変ですマスター!! 王都付近の山に、あの暴力的なギガンテスが出現したとの報告です!!!!!!」
「ギガンテスだと!! あれはAランクの魔物だぞ。今まで聞いてなかったぞ!!!!!!!!」
またかよ、なんなんだよ、急にどうして、強い魔物が出現したのだ!
さらに部下が走って来てタップに報告する。
「タップさん!! 南の森にあの凶暴な魔物、ベヒーモスが出現致しました!!!!」
「ベヒーモスだと!! あれはSランク級の魔物だぞ。そんなバカな、いるわけがないし、現在は我が国には居ないとされていた魔物だぞ。なぜ急にこんな出現したのだ?」
「わかりません。ただ国内において、異常な魔物があいついで確認されています!!話した魔物以外にも大量にいるそうです! もう騎士団ではどうにもならないレベルだそうで、ギルドに依頼です!! Sランク、Aランクのパーティーにも応援お願いしますとのことです!!」
そりゃそうだろう、王国騎士団が出陣するけども圧倒的に戦力は足りないのは明らかだ。
勝てる相手じゃない。
1匹だけなら、総動員して勝てる相手だからな。
一体どうなってんだ?
なぜこんな事になった?
とにかくギルドとしては勇者パーティーにも応援要請するしかない。
奴らなら問題ないだろう、なにせ役立たずの錬金術士を追放して、より強くなったのだから。
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