『錬金390話 闘技場の見学』
『錬金390話 闘技場の見学』
ガーターに誘われそうになったためお断りしておく。
「ご主人様も体がなまっているのでは?」
「いや、俺はなまっていて構わないのだ。モフルンが頑張ってるのをみたい」
「毎日ではないけど、こうして師匠に実践の形式で訓練をしたりしてます」
モフルンは痺れ薬を飲まされたが、もう完全に回復してて元気そうだ。
「痺れ薬の影響はなさそうだな」
「うん、もう元気です。あれは私も不覚でした。まだまだ鍛えが足りてないのよ」
「うむ、痺れ薬に騙されるようでは、体の鍛えが足りんな。飲み込む前に吐き出す訓練が必要だな」
「はい」
「そんなの出来るのですか、吐き出すとか?」
俺はとても無理そうで聞いてみたところ、
「慣れればできる」
一言だった。
ええ、ガーターさん、それだけですか!
「えええええ、慣れなの!」
「当然だ、慣れだ。俺も猛毒や痺れ薬、笑い薬、眠り薬は実際に飲んだり舐めたりして、体に抵抗をつけた。だから慣れれば、ある程度の抵抗で、死を回避できる」
「ガーターは苦しんだりしなっかたの」
「苦しかった時もあるし、危なく死ぬ寸前までいったのもあるが、それも笑い話だ、あはははは」
「笑えませんよ!!!」
自分で試して体に慣れさせるらしいが、確かに忍者とかもそうしてたというのは、聞いたことがあったから、理にかなっているのだろう。
しかし俺はごめんです。
生きるか死ぬかとかのは遠慮します。
「フェンリル族はそうして鍛えるのが風習だすから、村長。オイラも子供の時からやってます。だから吐き出せたのです」
「トラムも子供の時からか、モフルンは全部飲んじゃったでしょ?」
でもモフルンは飲んじゃったよな。
トラムは吐き出せたのに、どうして差がある?
「ああ、それはちょっと喉が乾いていてさ、つい飲んじゃったのよね、あはははは」
「つい、じゃないよ。村長はモフルンと戦わされたのだぜ」
「そうだっけ?」
「訓練が足りんなモフルン。これからは薬の耐性もしないとな」
「ええええ、あれ、苦手なのよね」
やりたくない感じが出てますが、ガーターはやる気だろう。
モフルン、頑張ってくれ。
「オイラは今は筋肉の強化をしている。まだ攻撃力が弱いていうから」
「トラムは線が細い、もっと筋肉をつけるのがいい」
十分に強いレベルにあるトラムは、筋肉が足りないらしい。
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