『錬金388話 勇者視点 ファイアドラゴンにコメを』
『錬金388話 勇者視点 ファイアドラゴンにコメを』
「あの美味いコメがあるなら行く、教えろ場所を」
「教える」
「ジャカラン国で食べたコメだぞ」
「ある、知ってる村のコメだ。そこに行けば食える」
「嘘じゃないな?」
「ある、必ずある。だからここで暴れるのはやめてくれ」
「どこにある、その村は?」
「ターバンド国にあるが、少し遠い辺境の地にある」
「よし、それなら暴れない」
ようやくファイアドラゴンはおとなしくなったが、危ない種族だなとあらためて感じた。
ただコメでこんなにも変わるファイアドラゴンもどうなのかと思ってしまう。
王都の街はめちゃくちゃになっていた。
まるで大乱闘だ。
騎士団と勇者パーティーと他にも冒険者パーティーもいて、これだけ被害が出ることは過去にもなかっただろうな。
そうなると誰が責任を取るのかとなる。
俺らがファイアドラゴンを呼んでしまったとなり責任問題になるのは確実だ。
「どうなった?」
「ファイアドラゴンと契約した。内容はフランツの村には美味いコメがあるから、教えてやるから、この街では暴れないという内容だ」
「それで静かになったのね」
「今は安全だ」
「そしたら、フランツの村に、この化け物を連れていくと。面白いわね、フランツの村がどうなるか。彼には前回行って痛い目にあわされた仮がある。行きましょう。フランツの村に」
ミーシャは俺の作戦に賛成してくれた。
ていうか、それしかないのもある。
フィーネルはどうかな。
「不安だな、グラティアスとミーシャは、行くというけどさ、本当にこの魔竜をコントロールできるかわからないでしょう。危険よ、だから東のジャカラン国に返す方がいいと思う」
フィーネルは逆に元の東のジャカラン国に送り返せというも、確かにそれが一番安全策だ。
国に置いておくのはリスクが高いのはわかるが、それではフランツの村に対抗できない。
もっと戦力がいるのだ俺には。
フランツの村を圧倒する力が。
「安全だがフランツの村には対抗できない」
「そうだけど、、、」
「だいじょうぶよフィーネル。コメがあれば制御出来るとわかった。だからもうこのように制御不能にはならないわ」
「そうだよ、魔竜をフランツの村へと送る、いいよな」
「そこまで言うなら」
フィーネルは不安そうにしているのを説得させてフランツの村に奇襲攻撃が出来そうだ。
まさか俺が魔竜を連れて村に行くとは思ってもいないだろうから、いきなり来てフランツは驚くな。
待ってろよ、フランツ!
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