『錬金386話 勇者視点 ファイアドラゴンの強さ』
『錬金386話 勇者視点 ファイアドラゴンの強さ』
霧であるが、これは聖霧のリリカルの得意のスキルで、たいていの者はしばらくは視界が落ちて攻撃力は半減する。
いい攻撃だ。
今のうちに住民は避難できる。
「邪魔だあああああああああああああ」
「なああ、霧の暗闇が尻尾で消されたああああ!」
ファイアドラゴンは尻尾で、かき消してしまい、リリカルはショックで固まっている。
騎士団四聖騎士が来ても、ファイアドラゴンを止めて防ぐには戦力不足だった。
やはり戦力はケタ外れだな。
「グラティアス、俺も参戦します!」
「稲妻の団か。団長のダレンムルだな。魔竜だ、うかつには接近するなよ、死ぬぞ!」
以前にベヒーモスとの討伐に一緒に戦った稲妻の団も参戦する。
他にも冒険者パーティーも駆けつけて来ていた。
それでもファイアドラゴンを抑えるには大変な作業になる。
俺も剣で応戦するが、ほとんど効いてなかった。
皮膚は全く切れない。
やはり剣術を出せないのが痛い。
やがてファイアドラゴンが圧倒的に王都を歩き出す。
自由気ままに歩く。
「ファイアドラゴンが強すぎる。ミーシャの攻撃でも平気ですよ」
「正に化け物だな」
冒険者パーティーも勝ち目がないとわかり、退散していく。
来たけど、自分の命が大事だからだ。
「グラティアス、もう騎士団でも止められないぞ」
「強い」
「止める方法は知ってるか?」
「コメだ」
「コメ?」
ルーリンは俺がコメというと疑問形の顔に。
「ファイアドラゴンはコメが食べたくて暴れている。城にあるコメを与えてくれ」
「コメでおさまるなら、城に派遣してコメを取ってくるが、本気でコメでいいのだな」
「コメを炊いてあり直ぐに食べられる状態のだぞ」
「食べるのか、、、わかった」
ルーリンにコメが必要だと告げると、騎士団の命令して、城や街の飲食店からコメを集めに行った。
コメで防げるか俺は微妙ではあったが、今はそれしか思いつかない。
ファイアドラゴンは王都の街を破壊しながら歩く。
みるみるうちに街はボロボロに変わる。
やがて騎士団が帰り、コメを持って来たようだ。
「おい、言われた通りに可能な限りの炊いてあるコメを集めたぞ」
「ありがとう、ルーリン。礼を言う」
「礼は後でいい。早く止めろ。このままだと王都と城は破壊される」
ルーリンの言うようにファイアドラゴンを止めないと、マジで潰されるの目前だった。
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