『錬金375話 勇者視点 ギルドマスターに相談』
『錬金375話 勇者視点 ギルドマスターに相談』
「う~~~ん、難しいな今は」
「なぜだよ!」
「はあ!」
「それでもギルドマスターですか?」
なんとタップは俺の予想と反して難しいと。
アホか。
ミーシャに消されるぞ。
「お前らも知っているだろうが、王都周辺に強力な魔物が大量に出たりしているのを。それで痛い目にあっただろう。そちらが優先だから、冒険者パーティーと騎士団は王都を守るのに従事する。本来なら勇者パーティーも参加なんだぞ」
「ふん、仕方ねえ」
どうやら魔物の相手で手が回らないと言う。
確かに異常な数の魔物ではあるから、俺も参加するのが当たり前なのは理解はできる。
だが、それでもフランツだ、俺はフランツをやる。
「パーティーを呼べないですか、ギルドマスターを失格です」
「黙れミーシャ、誰に言ってる」
「でも向こうには魔王も加わったのです。魔竜もいた。あの魔竜をどうにかしないと、こちらも対抗できない」
「魔竜に対抗ね」
「他の魔竜をぶつけるのはどうだい?」
そこでタップが提案してきて、魔竜と魔竜を戦わせる気か?
こいつ本気で言ってるのなら、かなりの能無しだろう。
「魔竜に魔竜をってこと」
「そうだよ、魔竜は伝説級の種族である。フランツだって相手が魔竜なら慌てる。どちらが勝つかはやってみないとわからない。どうだ、良い考えだろう」
やはりアホだなこいつは。
やれるもんなら、自分でやってみろよ。
そもそも魔竜を利用できるなら魔王だって怖くはねえよ。
「アホ」
「無理」
「やっぱりギルドマスタークビね」
「チェッ、いい考えだと思ったけどな」
タップは悔しがる。
「情報はあるの?」
「魔竜は4匹いると聞く。竜族最強種の魔竜はアイスドラゴン、ファイアドラゴン、ガイアドラゴン、スカイドラゴンがいるはずだ。まああくまで伝説級の生物、本当に現在いるかまでは判明してない。ただフランツの村にいたのはアイスドラゴンらしいな。そうなると他の三匹だな」
「簡単に言うな、せめて知ってることを話せ」
「俺はギルドマスターであるが、知識はお前らよりもある。これでもギルドマスターなんだ」
「ふん、結局はどうにもならないじゃんか」
「うるせえ、ミーシャも少しは考えろよな」
「考えてますよ、タップよりは!」
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