『錬金374話 勇者視点 ギルドマスターに相談』
『錬金374話 勇者視点 ギルドマスターに相談』
「グラティアス、どうすんのよ、3か月給料なしよ!」
「俺もだろう」
俺に不満を漏らすのはミーシャで、先ほどもで国王の会議に出ていた帰りだった。
会議は国王と軍師ゴラッソ、冒険者ギルドマスターのタップ、勇者パーティーの俺とミーシャ、フィーネル、騎士団長ルーリンと騎士団四聖騎士である聖豪のバランジェット、聖寂のシェーダー、聖炎のマンドレル、聖霧のリリカルが呼ばれた。
会議はルーリンが失敗したという報告だ。
やれやれなのは団長ルーリンは竜巻でフランツの村から竜巻で飛ばされて来ると言う意味がわからぬでやってきて、結果会議では国王からタップと勇者パーティーは3か月給与はなしと決まったのだった。
その不満だった。
最悪だった、なんで俺まで!
「最悪、最悪!」
「やり返すしかないよ。フランツを打ちのめすしか、国王からの評価は上がらないでしょう、ならばフランツに復讐を」
「まて、ミーシャ。奴らは戦力がある。簡単ではない。まして魔王ストラマーベルまで加わったしな」
魔王の話はルーリンから聞いた時のショックは大きかった。
俺のこの大陸で最強の敵と思っていたからで、その魔王がフランツ側にいるとなるなら、強大な戦力なのは間違いない。
じゃあどうやって復讐するのかが課題である。
「復讐するなら、こちらも戦力アップしかない」
それはそうだが、フランツがわに対抗する戦力を集めるのは簡単ではないのは理解して言ってるのかフィーネルよ。
「タップに言えばいい。あいつも3か月給与なしだ。必死だろう。ギルドにいるだろう、戦力になるパーティーが」
「そうだな、あいつにも責任がある、呼ぶか」
戦力の向上に期待して、タップを呼んだ。
タップは会議を終えて悔しそうにしていた。
自分だって悪いのにだ、クソ野郎。
「なんだグラティアス、お前といるとろくなことがないぜ」
そりゃ俺のセリフだ、バカ。
「フランツに復讐しないと、ぞっと給与はカットかもだ」
「バカな! 3か月給与なしだろ!」
「甘いな。国王は甘くないぜ。ギルドマスターの仕事を変えられるぜ、早くフランツを叩かないと」
「クビか、俺はクビかよ」
一番先にクビになるなこいつが。
「そうです。私もクビにすると思う」
「クビでしょう」
「嫌だぜ、俺はギルドマスターを辞めないぞ」
「じゃあ協力しろよ。ギルドには俺ら以外にも有能なパーティーがあるだろう。それを加えたらいい」
俺が考えを伝えるとタップは難しい顔をしていた。
ギルドマスターなら紹介するよな?
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