『錬金362話 封印魔法を解いてしまう』
『錬金362話 封印魔法を解いてしまう』
断られた魔王は、
「あああああああああああああああああああ、断られたああああああああ、もう終わりだあああ」
「ストラマーベル様、気をしっかりと!」
「しっかりとしましょう!!」
魔将娘のセルラがガッカリとした魔王の肩を支える光景は、本来魔王がすることではないですよね。
リアにふられたのは事実として、魔王なのだから堂々としていて欲しい。
魔族のトップに君臨するべく存在なのです。
「俺はまだ結婚とは考えてないんだな、あはははは」
「どっちにしろフランツ様は封印魔法は使えないでしょう」
「はい」
「まあ魔幻迷宮の入口が解放されたのなら、今後は警備をしておくことね。だれかを警備にしないと危ないです」
そこについては考えないといけないな。
放置は危険ですし、蜘蛛族はどうかな、彼女は元々三階層にいたけど、三階層で警備は可能かどうかだ。
「危険です」
「村長が決めるしかないですが、誰かを配置しますか」
「スパルネはできるかな?」
「私は三階層にいましたけど、無理ですね。なぜなら下の階層にいる魔族や魔物には蜘蛛族よりも強いのがいるでしょうから。封じられませんね、強いのは」
「厳しいか」
蜘蛛よりも強いのが下の階層にいるなら無理か。
それもそうだな。
そうするともっと強い住人の誰かだな。
「俺がやりましょうか村長」
「サザンか」
「ええ、俺は本来は木の精霊ですから、地上が好きです。でも地下に入ってみて違う世界を見るのも悪くはないし、俺ならよほど強い魔物でなければ封じれるでしょう」
サザンが自分から立候補されたのは、驚きでもあったが、俺とダンジョンに行ったのを機に、興味をもったようだ。
「いいのではサザンがやるの」
「サザンならそこらの魔物にも負けることはないでしょう」
「私は農作業してるからサザンが魔幻迷宮の警備するのは良いと思う」
同じドリアード族メヌエットが応援。
「やってくれるかい?」
「やります」
パチパチパチパチ。
サザンが魔幻迷宮の中に入り定期的に警備をすることが決まったから拍手が起きた。
蜘蛛族との戦いを見たら、さすがに伝説級の種族て感じでリアよりも強そうだった。
これで魔幻迷宮の危機は少しは回避できそうです。
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