『錬金355話 蜘蛛族と戦う』
『錬金355話 蜘蛛族と戦う』
あっさりとねばねばを切ったので、このままミスリル剣で蜘蛛を切れそうです。
突っ込んでくる蜘蛛にミスリル剣をむける。
「あれえええええ、切れるのおおおおおおおおおおおおおおお!」
「残念でした!!」
「ぎゃあああああああああああああああ!」
突っ込んでくるので、その勢いで切る。
蜘蛛は俺に切られて地面に転がる。
叫んでますが、さすがの素早さで、ミスリル剣は寸前で避けていたので、ダメージは軽減したようだ。
だがダメージは少なくても戦うのは無理と言うもの。
まして、仲間はすでにサザンが倒してますから。
「うううううううううううう、なんで、なんで、私のねばねばの糸が切れたの?」
「俺の剣は普通の剣とは違う。ミスリル剣という錬金術の剣。糸も平気で切れちゃう」
「嘘おおおお、あり得ないです」
「村長、こっちは倒してます」
「ありがとう」
「お、お、恐ろしい強さ~」
「スパネル、強いよ~~」
「お前ら大丈夫か!」
「軽く動けなくしてるだけです」
サザンは殺したわけでなく、動けなくしていただけだった。
仲間の蜘蛛族はゆっくりと起き上がる。
「人族と、あなたは人族ではない、違う魔力?」
「精霊ドリアード族です」
「せ、せ、せ、精霊ドリアード族ううう!」
「精霊いいいいいいいいいいいい!」
「ドリアードおおおおおおおおおおお!」
サザンが精霊だと名乗ると蜘蛛は驚いてしまう。
やっぱりこんなダンジョンの中でも有名らしいのはどうなのか。
俺は嫌だ。
有名にはなりたくはない。
「なぜ、このダンジョンに精霊族が来る?」
「逆にこっちが聞きたい、村長の農村になぜダンジョンが出来たのかを聞きたい。突然に現れたのです」
サザンが聞いたのは、凄く重要な点です。
なぜなら俺もずっと疑問に思っていたから。
理由を知ってて話してくれるのだろうか。
「それが不思議な話になる。元々はこのダンジョンは地上と地下で分離されていたダンジョン。古代に封印されたのです。ですから地上から人族やら来るはずないのです。絶対に地上と通じないのです。それが封印です」
「なぜ封印に?」
封印されたという。
そんなダンジョンがあるのも初めて聞いたし、あっていいのか。
普通に封印て封印する必要があるからするもので、必要ないのに封印されることはない。
必要があるから封印されたのなら、それ相応の理由があると思えるが、俺の考えすぎか。
考えすぎならいいが。
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