『錬金354話 ダンジョン三階層』
『錬金354話 ダンジョン三階層』
魔物は俺とサザンの前方に来ていて数匹居るのが視界に入った。
上の階層にいた魔物とは違う形状である種族が違う。
「蜘蛛族ですね、姿からして蜘蛛です」
「だろうな、俺の目にも蜘蛛に見える。二人で戦おう」
「はい」
サザンは精霊ドリアード族で、戦力は申し分ないと思う。
リアとケンカもするらしいからなのが根拠。
相手の魔物は蜘蛛だった。
俺は王都に居た頃から蜘蛛は苦手だったから、あまり戦いに乗り気じゃない。
だが嫌でも向こうは俺とサザンを敵視してるし、攻撃が来た。
攻撃は素早い。
蜘蛛とはいえ、上半身は人型であり顔を持っている。
下半身は蜘蛛で素早いのが特徴だった。
サザンが衝突して噛みつかれる。
ちょっと怖いね、噛みつきは。
でもサザンは反撃する。
やはり強い。
だてに伝説級ではない。
俺にも攻撃をしてきた。
「魔幻糸!」
キュルキュル!
「蜘蛛の糸ですか。しかもしゃべれる?」
蜘蛛の糸の攻撃だった。
糸が俺の方に飛んでくるので、避けておく。
ねばねばが半端ないだろうし、触るのは最悪だろう。
だが避けたのに糸を連発してくるのは用意のいいこと。
そんなに糸を飛ばさないでと言いたいが、避けるので精一杯。
ここはガードがいいだろう。
「ミスリル壁」
壁を作り出して防御する。
力は全くないようで、壁はまるで、びくともしない。
しかし蜘蛛を舐めていた。
素早い動きから俺の後方に回っていたのだった。
「村長!!」
「ううううう!!」
ちょっとミスったか!
糸に足が触れてしまって、絡まった。
やはりねばねばしてるな。
動きに制限が出来るほどに遅くなってるし、取れそうにないか。
手で足に付いた糸を取ろうとすると、手にくっついてしまった!
ヤバい、もっと酷いことになった!
「取れない!! ねばねば凄いぞ!」
「ふふふ、魔幻糸だ。触ったら取れない。もう終わりだああああああああ!」
「本当に取れませんね」
蜘蛛が俺をターゲットに決めたようで、俺をめがけて突進。
これでは剣もまともに振れんが、ミスリル剣は別格でしょう。
「無駄ですよ、糸は取れません~~~~、死ねええええええええええ!」
ねばねばは取れないそうですが、ミスリル剣は別です。
糸も切れました。
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